一方で、「コンボ機能」というちょっとした仕掛けも用意されている。これは物に向かって振ったときに、連続で“斬りつけ音”を鳴らすことができた場合に発生するもので、コンボが成功すると「ウゥ〜ッ」といった敵のうめき声が聞ける。
さらに、コンボを連続して発生させた場合、その回数に応じてうめき声も変化する。前述したように、“つばぜりあい音”と“斬りつけ音”はランダムに発生するので、コンボが発生するかどうかはあくまでも運によるが、狙って発生させることができない分だけ、いざ発生したときはものすごくコーフンする。2連続コンボが発生したときなどは、3つめもくるかどうかドキドキして、見事3連続になったときは「キタ〜!!!」と叫びたくなるほどだ。
なお、物に向かって振って“斬りつけ音”と“つばぜりあい音”が合計で24回鳴ると、25回目に決め台詞や特殊効果音が鳴る。どういう音が鳴るかは買ってからのお楽しみとして、ここでは明らかにしないでおくが、かなりの爽快(そうかい)感が得られることはまちがいない。決め台詞と特殊効果音は計27種類も用意されているので、しばらくは飽きないで遊べると思う。
実際に振り回してみたが、“ズバッ”という音が鳴ると本当に気持ちいい。とくにコンボが発生したときはかなり爽快だ。3連続コンボともなると敵のうめき声もかなり大げさになってくるので、振っている当人としてはまことにすがすがしい。
ただし1つ気になったのは、物に向かって振ってもうまく反応しないときがあったこと。説明書を読むと、「対象物から15〜30センチの距離で振ってください」と書いてあるが、あまり近すぎても音が鳴らない。鳴ると思ったのに鳴らないとけっこうストレスがたまってしまう。何回も振り回していると、対象物との距離感が分かってくるが、最初はちょっとイライラすることもあった。なお、太陽光や蛍光灯の真下など、強い光の下でも反応しない場合があるので要注意だ。
BGMはなんともいえない時代劇風の独特の音楽で、個人的には気に入ったが、同じ曲を何度も聞くとさすがに飽きる。できればBGMも2〜3曲用意してほしかった。また、BGMをオフにして、刀の音だけを楽しめるともっとよかったと思う。
音楽に合わせてノリノリの状態でひたすら振り回していると、意外と腕や肩が疲れる。日ごろ運動していない人は、「サムライ刀」を体を動かすきっかけに使ってみてはいかがだろうか。時代劇の主人公になった気分にたっぷりと浸れるはずだ。
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