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振動板を新調したハイエンドスピーカー、「TAD-R1MK2」登場

» 2012年08月30日 20時01分 公開
[ITmedia]

 テクニカル オーディオ デバイセズ ラボラトリーズ(TADL)は8月30日、ハイエンドスピーカー「Reference one」シリーズの新製品として、フロア型の「TAD-R1MK2」とブックシェルフタイプの「TAD-CR1MK2」を発表した。10月中旬から順次発売する。

フロア型の「TAD-R1MK2」(左)とブックシェルフタイプの「TAD-CR1MK2」(右)

 ウーファーに新開発のTLCC(Tri-Laminated Composite Cone)振動板を採用。航空機などに使用される軽量かつ高い剛性を持つ発泡アクリルイミドをアラミドファイバーで挟み込んで振動板を構成したもので、低音域の再現力と押し出し感、中音域の再現性が向上したという。またウーファー振動板を含む主要部品に国内生産材を使用するとともに、スピーカーユニットの組み立てからキャビネットへの組み込みまでを国内自社工場で行うことで、優れた品質を実現したとしている。

 ミッドレンジ/ツィーターには、同軸スピーカーのCSTドライバーを採用。ミッドレンジのコーンにより、同軸配置されたツィーターの指向特性を制御することで、双方の音響中心を同一とし、クロスオーバーにおける位相特性と指向特性を一致させる。いずれもベリリウム振動板を用い、独自の蒸着法で加工することで材料強度と均一性を確保した。

 TAD-R1MK2はCSTドライバーと25センチのダブルウーファー、TAD-CR1MK2は20センチのシングルウーファーという構成。いずれもインピーダンスは4オームとなっている。

 そのほかの主な仕様は下表の通り。

型番 TAD-R1MK2 TAD-CR1MK2
型式 位相反転式フロア型 位相反転式ブックシェルフ型
ウーファー 25センチコーン型×2 20センチコーン型
ミッド/ツィーター 同軸16センチコーン型/3.5センチドーム型
再生周波数帯域 21〜10万Hz 32〜10万Hz
最大入力 300ワット 200ワット
外形寸法 554(幅)×1293(高さ)×698(奥行き)ミリ 341(幅)×628(高さ)×444(奥行き)ミリ
重量 150キログラム 46キログラム
価格(1本) 367万5000円 194万2500円
発売日 10月中旬 11月中旬

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