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あこがれの高級アンプを手の中に? 「McIntosh AP1 Audio Player」片岡義明の「こんなアプリと暮らしたい」

» 2013年03月05日 21時39分 公開
[片岡義明,ITmedia]

 今回紹介するのは、高級オーディオブランド「McIntosh」による音楽プレーヤーアプリ「McIntosh AP1 Audio Player」。McIntoshのアンプでおなじみ、青いレベルメーターを見ながら、iOS機器の音楽ライブラリに保存された曲を聴ける無料アプリだ。

iPhone使用時の縦画面と横画面。アナログメーターは1つしか表示されない

 「McIntosh」(マッキントッシュ)はオーディオ好きなら誰でも一度は聞いたことのあるブランド。同社製のアンプで特徴的なのが“ブルーアイズ”と呼ばれるアナログレベルメーターだが、この「McIntosh AP1 Audio Player」にも青色の高級感あるメーターがデザインに取り入れられており、音楽の再生に合わせて針が動くようになっている。

 アナログレベルメーターはiPhoneで利用すると1つしか表示されないが、iPadでは右・左の2つ表示される。また、iPhoneでは画面の縦・横が選べるが、iPadでは横画面固定といった違いがある。

iPadならレベルメーターが2つ表示される。まさに“ブルーアイズ”だ(左)。音楽ライブラリのないシンプルな画面に切り替えられる(右)

 音楽プレーヤーとしての機能はシンプルで、再生・一時停止・前後へのスキップのほか、リピートとシャッフル機能が用意されている。また、タッチ操作でのレベル調整も行える。

 画面上の「LESS」をタップすると詳細表示が消えてアナログメーターと曲名・アーティスト名だけのシンプルな画面となる。「MORE」をタップすると操作ボタンやMcIntoshのロゴマークが表示される。音楽ライブラリはプレイリスト別、アーティスト別、曲別にリスト表示することが可能だ。

しばらくすると操作ボタンなどが消える(左)。詳細画面(中)。音楽ライブラリ(右)

 ちなみに執筆時点では、少し不具合が見られた。アプリを切り替えたりした場合に、再生中に曲を一時停止することができず、針が動かなくなってしまうことが何度かあった。このような場合はiPhone標準の「ミュージック」で操作すると一応元通りにはなるが、アップデートによる改善をぜひ期待したい。

 プレイリストの編集機能などは搭載されておらず、再生機能も最低限のものしか用意されていない。アルバムアートや歌詞の表示機能なども搭載されていないが、伝統のアナログメーターを見ながら音楽を聴くのは格別の気分。とくにジャズなどを聴くと雰囲気たっぷりだ。

 McIntoshといえば数十万円する高価な製品ばかりで庶民には気軽に買えないが、アプリならばポケットに入れてどこにでも持ち運べる。オーディオファンにはもちろん、デザインにこだわる人にもおすすめのプレーヤーアプリだ。

  • 「McIntosh AP1 Audio Player」(iPhone/iPad両対応)

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