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AirPlay対応のマッキントッシュが登場!? 「2012 東京インターナショナルオーディオショウ」もちろん“a”が入らないほうです

» 2012年11月02日 23時59分 公開
[ITmedia]

 東京・有楽町の東京国際フォーラムで11月2日、輸入オーディオ機器の専門展示会「2012 東京インターナショナルオーディオショウ」が開幕した。気になった参考展示品をピックアップした。

今回もガラス棟の4〜7階、およびD棟の4〜5階に各社がブースを設け、試聴や講演会が行われている

 フックアップが展示していたのは、McIntoshの新しいインテグレーテッドオーディオシステム「McAire」。特長的なブルーアイズや重厚な筐体(きょうたい)がいかにもMcintoshのアンプっぽいが、実は両サイドにスピーカーを内蔵したアンプ一体型のネットワークプレーヤーだ。

「McAire」

 前面のスピーカーグリルを外すと、4インチウーファーと2インチのミッドレンジという構成の2Wayスピーカーが現れる。背面にバスレフポートが見えるため、両サイドは後ろまでスピーカーのキャビネットになっているようだ。

グリルを外すと2Wayスピーカーが現れた(左)。背面の両サイドに見えるのはスピーカーのバスレスポート。外部入力としてアナログRCAも備えている。有線LANポートに加え、無線LANも内蔵。アンテナのコネクターもあった(右)

 米国で今週発表されたばかりのMcAire。アップルのAirPlayに対応し、NASやPCからネットワーク経由で楽曲を再生できるという。また、USB接続による楽曲再生も可能。国内では年末の発売を検討しているという。米国での価格は3000ドル。

日本へのリスペクト

 D&Mホールディングスは、10月に発表したB&Wの「805Diamond LIMITED EDITION」を初披露。805の販売数が世界一という日本市場へのリスペクトを込めて企画された限定モデルだ。

B&W「805Diamond LIMITED EDITION」。搭載ユニットなどは既存の805と同じだ

 印象的なキャビネットは、希少なイタリア製の突板を贅沢に使用し、染色した天然木のシートを接着・プレスして薄く切るという複雑な工程を経て、「自然界には存在しない木目」(同社)を描き出した。表面の光沢仕上げは、ポリエステルとポリウレタンのラッカー6層構造で、サンドペーパーをかける作業と“つや出し”は手作業で行い、鏡のような仕上げとした。

 価格はペアで65万6000円。11月下旬から販売する予定で、出荷数は限定250ペア。そのすべてが日本で販売される。

2シャーシ構成のフラグシッププリアンプ

 ハーマンインターナショナルは、MARK LEVINSONのフラグシッププリアンプ「No.52」を参考展示。電源部とオーディオ回路を別筐体にした2シャーシ構成となっている。価格は未定。来春発売予定だ。

「No.52」(左)と、おそらくセットで使われるであろうモノラルパワーアンプ「No.53」(右)。総額と総重量が気になる

ハーマンは2つの展示ルームを用意。一方ではJBLの「SAS101」などBluetooth対応モデルを中心に展示していた

見た目より軽いヘッドフォンアンプ

ortofonの「MHd-Q7」

 ortofonの「MHd-Q7」は、アルミ筐体(きょうたい)がまぶしいポータブルヘッドフォンアンプ。一見重そうに見えるが、重量は150グラムほど。ニッケル水素充電池を内蔵し、約10時間の連続駆動が可能だ。前面にアナログミニの入力と出力を備え、高品位ケーブルが付属する。価格は3万8000円で11月中の発売を予定している。

 「2012 東京インターナショナルオーディオショウ」の会期は、11月4日(日)まで。開催時間は10時〜19時(最終日は17時まで)となっている。入場は無料だ。

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