東京・有楽町の東京国際フォーラムで11月2日、輸入オーディオ機器の専門展示会「2012 東京インターナショナルオーディオショウ」が開幕した。気になった参考展示品をピックアップした。
フックアップが展示していたのは、McIntoshの新しいインテグレーテッドオーディオシステム「McAire」。特長的なブルーアイズや重厚な筐体(きょうたい)がいかにもMcintoshのアンプっぽいが、実は両サイドにスピーカーを内蔵したアンプ一体型のネットワークプレーヤーだ。
前面のスピーカーグリルを外すと、4インチウーファーと2インチのミッドレンジという構成の2Wayスピーカーが現れる。背面にバスレフポートが見えるため、両サイドは後ろまでスピーカーのキャビネットになっているようだ。
米国で今週発表されたばかりのMcAire。アップルのAirPlayに対応し、NASやPCからネットワーク経由で楽曲を再生できるという。また、USB接続による楽曲再生も可能。国内では年末の発売を検討しているという。米国での価格は3000ドル。
D&Mホールディングスは、10月に発表したB&Wの「805Diamond LIMITED EDITION」を初披露。805の販売数が世界一という日本市場へのリスペクトを込めて企画された限定モデルだ。
印象的なキャビネットは、希少なイタリア製の突板を贅沢に使用し、染色した天然木のシートを接着・プレスして薄く切るという複雑な工程を経て、「自然界には存在しない木目」(同社)を描き出した。表面の光沢仕上げは、ポリエステルとポリウレタンのラッカー6層構造で、サンドペーパーをかける作業と“つや出し”は手作業で行い、鏡のような仕上げとした。
価格はペアで65万6000円。11月下旬から販売する予定で、出荷数は限定250ペア。そのすべてが日本で販売される。
ハーマンインターナショナルは、MARK LEVINSONのフラグシッププリアンプ「No.52」を参考展示。電源部とオーディオ回路を別筐体にした2シャーシ構成となっている。価格は未定。来春発売予定だ。
ortofonの「MHd-Q7」は、アルミ筐体(きょうたい)がまぶしいポータブルヘッドフォンアンプ。一見重そうに見えるが、重量は150グラムほど。ニッケル水素充電池を内蔵し、約10時間の連続駆動が可能だ。前面にアナログミニの入力と出力を備え、高品位ケーブルが付属する。価格は3万8000円で11月中の発売を予定している。
「2012 東京インターナショナルオーディオショウ」の会期は、11月4日(日)まで。開催時間は10時〜19時(最終日は17時まで)となっている。入場は無料だ。
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