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東芝、グラスファイバー採用などで軽量化したサイクロン式クリーナー4機種200グラム軽量化

» 2014年08月07日 19時46分 公開
[フォレスト・ヒーロー,ITmedia]

 東芝ライフスタイルは2014年8月7日、サイクロン式掃除機の新製品「TORNEO V」シリーズ4モデルを発表した。価格は4モデルともオープン。実売予想価格は最上位モデルの「VC-SG514」が8万円前後、付属品を減らした「VC-SG414」が7万円前後、機能を少し減らした「VC-SG314」が6万円前後、ヘッド部などの仕様を変えて値段を下げた「VC-S214」が5万円前後(すべて税別)。発売はいずれも9月1日の予定。

 4機種とも東芝独自の12気筒の遠心分離サイクロン「バーティカルトルネードシステム」を採用しており、ミクロのゴミも99.9%まで分離する。さらに、吸引したゴミが溜まって、捨てる時期になっても、ゴミが溜まっていない状態と比べて吸引力が99%以上持続する。また、このバーティカルトルネードシステムは水洗い可能となっており、長く清潔に使える。

 VG-SG514とVG-SG414は今回、本体の軽量化に力を入れた。まず、従来モーターと同じ力を発揮しながら、100グラム軽いモーターを本体に採用した。

VC-SG514(写真=左、左より順に)(R)グランレッド(L)グランブルー(W)グランホワイトの3色展開。VC-SG414(写真=右)(L)ターコイズブルーの1色のみ

 さらに、ヘッドや延長管に軽くて耐久性が高いグラスファイバーを採用した。グラスファイバーを採用して延長管の耐久性が上がったため、延長管の直径を従来機種と比べて3.5ミリ細くして直径26ミリとした。それに合わせてホースを2ミリ細くし、直径38ミリとした。

 ヘッドはグラスファイバーを採用したほか、自走式ヘッドの駆動力となるモーターに軽量ネオジウムモーターを採用。このような素材の見直しと部品の軽量化で75グラムを削減。このような工夫で掃除機全体の重量を従来機種と比べて200グラム減らすことに成功した(現行VC-SG513とVC-SG514の比較)。

 便利な機能も追加した。まず、ゴミの有無を手元で判別できる「ゴミ残しまセンサー」。手元のランプでゴミの有無を確認できる。また、LEDライトでタンスのすき間などの暗部を照らす「ワイドピカッとブラシ」も採用した。

 ヘッドにはマイナスイオンを放出する機能を持たせている。マイナスイオンの効果で床に張り付いているハウスダストや菌を離れやすくして吸い取るという。

 VC-SG514とVC-SG414は基本的に同じものだ。違いは付属品。VG-SG414には、「すき間ノズル」と「お手入れブラシ」だけが付属する。一方、VC-SG514にはすき間ノズルとお手入れブラシに加えて、「伸縮ロングノズル」「付属品用ホース」「ロングブラシ」「ふとん用ブラシ」「洋服布用ブラシ」「応用付属品収納バッグ」が付属する。

 VC-SG314、VC-SG214は上位機種と比べると軽量化が半分程度しか進んでいない。さらにVC-SG314にはワイドピカッとブラシが付属せず、VC-SG214にはワイドピカッとブラシとゴミ残しまセンサーが備わっていないなどの違いがある。

VC-SG314(写真=左、左より順に)(P)メタリックピンク、(N)サテンゴールドの2色展開。VC-S214(写真=右)(H)ダークメタリックの1色のみ

主な仕様

型式 VC-SG514 VC-SG414 VC-SG314 VC-S214
吸引効率 約200ワット〜約50ワット
運転音 64db
集じん容積 0.4リットル
ヘッド イオンファイバーヘッド イオンカーボンヘッド 軽量コンパクトパワーヘッド
ゴミ残しまセンサー 搭載 非搭載
ワイドピカッとブラシ 搭載 非搭載
本体サイズ 220(幅)×322(長さ)×267(高さ)ミリ
本体質量 3.2キロ
標準質量 4.6キロ 4.7キロ

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