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まさに“掘り出しもの”、6000円のハイレゾ対応イヤフォンオーディオ&ホームシアター展2015

» 2015年10月20日 19時05分 公開
[ITmedia]

 毎年、多くの新製品が発売されるイヤフォン。中でも中国製品が市場で大きな存在感を示すようになっているが、数多ある中国製イヤフォンの中には、驚くような性能を持つものも存在するようだ。

 サザン音響から「近日発売予定」のカナル型イヤフォン「SAE-1」は、そんな製品の1つ。ダイナミック型ドライバー1基というありふれた仕様ながら、再生周波数帯域はスペック値で10〜5万Hz以上。「トーンバランスが良く、実際の計測値では7万Hzまで出ている」(同社)という。

「SAE-1」。インピーダンスは16オーム

 実は、同社の本業はダミーヘッドなどを用いた音響測定。オーディオメーカーなどの依頼を受け、イヤフォン/ヘッドフォンの再生周波数特性を計測している。最近はOEMなどのため、さまざまな中国製品が持ち込まれるようになっているが、それらを計測するうち、“光るもの”を感じたのが「SAE-1」のベースモデルだった。

ハイレゾ対応ヘッドフォン計測装置

 「安価なイヤフォンでも計測するとハイレゾ音域まで出ているものはありますが、実際の音を聴くとダメ。それでも、ごく希に本当に良いものが見つかったりします」(同社)。まさに“掘り出しもの”。その後、SAE-1の販売権を得た同社は、初めて自社ブランドで販売することを決めた。

 「SAE-1」の価格はオープンプライス。実売予想価格は6000円前後と、「ハイレゾ対応イヤフォンの中でも、かなりコストパフォーマンスの高いモデルになるでしょう」(同社)。

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