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第8回ブルーレイ大賞――グランプリに輝いたのは、あのバイオレンスアクション映画

» 2016年02月17日 21時19分 公開
[ITmedia]

 映像コンテンツメーカーや機器メーカーの業界団体「デジタル・エンターテイメント・ジャパン」(以下、DEGジャパン)は2月17日、第8回「DEGジャパン・アワード/ブルーレイ大賞」の表彰式を開催し、受賞作品を発表した。グランプリを受賞したのは「マッドマックス 怒りのデス・ロード」だった。

17日に行われた受賞式には「DEGアワード アンバサダー」に就任した女優の前田敦子さんがプレゼンターとして出席。「Blu-ray Discは映像がきれいなので画面を通して見ていることを忘れてしまうことがあります」とBDの魅力を語った

「マッドマックス 怒りのデス・ロード」。発売/販売元:ワーナー エンターテイメント ジャパン

 「DEGジャパン・アワード/ブルーレイ大賞」は、過去1年間に発売されたBlu-ray Discタイトルの中で、“最もBlu-ray Discの特性を生かした作品”を表彰するアワード。洋画/邦画といったジャンルごとに最も高画質なタイトルや高音質なタイトルを選出する。

 グランプリに輝いた「マッドマックス」は「ベスト高画質賞・映画部門(洋画)」を受賞したタイトルだが、画質のみならず音質やサラウンド、3Dといった要素すべてにおいて「群を抜いた作品」だったという。「家庭に最高のエンターテインメントを提供するBDの総合力が凝縮されている。画質・音質のクオリティーはもちろん、Dolby ATMOSのサラウンド効果も抜群。視聴環境が整えば、その力強い音響を全身で体感できる」(総評)。

 また審査員の思い入れが反映される「審査員特別賞」は、「サウンド・オブ・ミュージック 制作50周年記念版ブルーレイ・コレクターズBOX」が受賞した。楽譜やブックレットなど、ファン垂涎の特典が多く付属するスペシャルな愛蔵版。審査委員長を務めたAV評論家の麻倉怜士氏は、「この賞は“われわれの思い”。しっかりお金をかけて作られたパッケージは素晴らしい」と絶賛した。

審査委員長を務めたAV評論家の麻倉怜士氏

 また麻倉氏は、年内にも立ち上がる見通しの次世代Blu-ray Disc「Ultra HD Blu-ray Disc」に触れ、「本当に期待している。10年かけてBlu-ray はここまできたが、今後は4KかつHDRの時代に入る。4K Blu-rayは従来の2倍の圧縮効率を持つコーデック(HEVC)を用い、転送レートは100Mbpsに及ぶ。OTT(動画配信サービス)の5倍程度の情報量で、これはもう感動しかない。アワードにも良い形で取り入れていきたい」と話している。

 このほか、ユーザー投票で選ばれる「ユーザー大賞」には、「ももいろクローバーZ 桃神祭 2015 エコパスタジアム大会 LIVE Blu-ray BOX(初回限定板)」が選ばれた。また、今年から新たに設けられた「ユーザー大賞:レンタルユーザーが選ぶ特別賞」は「ミニオンズ」が受賞している。そのほかの受賞作品はDEGのWebサイトで確認できる。

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