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“時短”レコーダー現る――「おまかせダビング」もできるレグザブルーレイ新製品

» 2016年10月20日 18時24分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]
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 自動化によって利用者に時間的な余裕を与えてくれる食器洗い機やロボット掃除機などの家電を最近は“時短家電”と呼ぶこともあるが、今度は東芝のBlu-ray Discレコーダー「レグザブルーレイ」が“時短”を打ち出した。11月中旬に4機種を発売する。

「DBR-T2007」
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型番 チューナー数 内蔵HDD 実売想定価格
DBR-T2007 3 2TB 8万5000円前後
DBR-T1007 3 1TB 7万5000円前後
DBR-W1007 2 1TB 6万5000円前後
DBR-W507 2 500GB 5万5000円前後

 レコーダーの基本機能である「録る」(録画予約)、「見る」(視聴)、「残す」(ダビング)のすべてで時短化を実現した。

時短で「録る」

 自動録画機能を強化。好きな番組ジャンルやタレントなどの名前を選ぶだけで関連番組を自動的に録画していく「おまかせ自動録画」により、録画予約という作業を省いた。また今回は人物リストを電子番組表のデータから自動生成する仕組みに変更しており、ネットワーク接続なしでも対応可能。なお、トリプルチューナーの「DBR-T2007/T1007」なら同時に2チューナーまで自動録画に使うことができる。

人物リスト
好きな番組カテゴリー。ジャンルとキーワードによる「not」指定も可能だ

時短で「見る」

 リモコンに「時短」ボタンを備え、素早く録画番組にアクセス。さらに時短の再生コースとして「らく見」「らく早見」「飛ばし見」を用意した。番組リストの右側には、各再生モードで視聴に必要な時間も表示されるため、そのときの状況によって簡単に選べるのも便利だ。

番組リストの右側には、各再生モードで視聴に必要な時間が表示されている

 「らく見」は、自動チャプターで生成された偶数(あるいは奇数)チャプターだけを連続再生する「おまかせプレイ」と同じ動作をする。また「らく早見」は、おまかせプレイに1.3倍速の音声付き早見再生を組み合わせたもの。そして「飛ばし見」は、番組を20分割してスキップしながら15秒ずつ再生するというものだ。「見たかどうか分からなくなった番組の確認にも便利。再生コースは途中でも切り替えることができる」(同社)

通常再生をあわせ4つの再生モードから選べる

 さらに「番組持ち出し」機能も強化。録画時に持ち出し用の動画も同時録画するスタイルに変わり、放送終了後はすぐにスマートフォンなどにダビングできるようになった。これも時短のポイントだろう。

SeeQVault対応のmicroSDカードならハイビジョン画質で持ち出しが可能。新しい「MSV-LTAシリーズ」は、16GB、32GB、64GBを10月22日に発売する(実売価格は16GBの2680円から)。また、iPhone用のLightning対応アダプターセット(16GBで9980円から)などもラインアップ

時短で「残す」

 「おまかせダビング」を搭載した。上記の「らく見」(おまかせプレイリストと同じ動作)で作られたチャプターリストを3ステップで手間なくBD-Rなどにダビングすることができるようになった。「サブメニューから『ダビング』『おまかせダビング』を選ぶだけで、おまかせプレイリスト作成した結果がそのまま転送される。面倒な操作がない」。またDVD-R(VR)ディスクにも高速ダビングが可能になった。

 このほか、デジオンのネットワークプレーヤーアプリ「DiXiM Play」(iOS/Android)が新たに「ネットdeナビ」に対応したため、外出先からでも番組表予約や予約番組の確認などがスマートフォンなどのモバイルデバイスから可能になった。

デジオンの「DiXiM Play」を使えば宅内のネットワーク視聴なども可能になる

 「毎日の生活は大変で、見たい番組を見る時間もなかなかとれない。新製品では時間を節約できる機能にスポットをあて、番組を効率よく楽しむ新しい視聴スタイルを提案する。レコーダーは“時短”で選ぶ時代だ」(東芝映像ソリューションのVS第一事業部長代理の北原正宏氏)。

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