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パナソニック、光学60倍ズームのレンズ一体型「DC-FZ85」

» 2017年01月25日 22時55分 公開
[ITmedia]

 パナソニックは1月25日、光学60倍ズームレンズを搭載したレンズ一体型デジタルカメラ「DC-FZ85」を発表した。本体カラーはブラックのみで、3月10日に発売する。価格はオープン。店頭では4万7000円前後(税別)になる見込みだ。

レンズ一体型デジタルカメラ「DC-FZ85」(右)。ハイエンドミラーレスの「GH5」(左)と同時に発表された

 35mm判換算で広角20mmから超望遠の1200mmまで撮影できるレンズを搭載。1/2.3型の総画素数1890万画素MOSセンサーに画像処理エンジン「新ヴィーナスエンジン」を合わせ、幅広いシーンの撮影を1台で楽しめるという。動画も4K/30p記録(MP4)まで対応する。

 独自の空間認識技術「DFD(Depth From Defocus)テクノロジー」とコントラストAFを組み合わせて合焦速度を上げた「空間認識AF」を搭載。ワイド端で0.09秒、テレ端0.10秒を実現、決定的なシャッターチャンスを逃さないという。

製品概要

 「4Kフォト」モードでは、4K解像度で毎秒30コマの連写が可能。これを活用した「フォーカスセレクト」は、カメラがフォーカスポイントを自動的に変えながら連写し、撮影後に好きなフォーカスポイントを選べるというもの。3型タッチパネルモニターでフォーカスポイントを指定、保存するだけで任意のポイントに焦点の合った写真を選べる。

 また、複数のフォーカスポイントを撮影後に範囲選択して合成する「フォーカス合成」も搭載。広範囲にピントの合った写真を得ることができる。例えばF値を絞り込んでも被写界深度が足りないとき、後から被写界深度を変えたいときにも活用できるという。

 Wi-Fiを内蔵したほか、USB 2.0やHDMI出力(microHDMI Type D)も装備。USB充電機能にも対応する。サイズは約130.2(幅)×94.3(高さ)×119.2(奥行き)mm。重量はバッテリーとメモリーカードを含めて約616g。バッテリー撮影可能枚数は約330枚(CIPA規格)。

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