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» 2017年09月07日 19時21分 公開

電源を切ってもスマホに写真転送できる富士フイルムのミラーレス「X-E3」

富士フイルムが、FUJIFILM Xシリーズのレンズ交換式デジタルカメラ「FUJIFILM X-E3」を発表した。等倍マクロ撮影が可能なXFレンズの新製品「XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro」も合わせて発表。

[井上輝一,ITmedia]

 富士フイルムは9月7日、FUJIFILM Xシリーズのレンズ交換式デジタルカメラ「FUJIFILM X-E3」を発表した。9月28日から発売する。価格はオープンで、実売想定価格はボディー単体が11万5000円(税別、以下同様)、標準ズームレンズ「XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS」をセットしたレンズキットが15万5000円前後。ボディーカラーはBlackとSilverの2色。

「FUJIFILM X-E3」

シリーズ最軽量 337g

 X-E3は2013年に発売した「X-E2」の後継モデル。「X-T2」や「X-Pro2」と同じく、撮像素子にはAPS-Cサイズで約2430万画素の「X-Trans CMOS III」と、画像処理エンジンには「X-Processor Pro」を搭載する。

 AF速度は最高0.06秒で、連写は5コマ/秒。画像認識アルゴリズムを改善したことにより、従来機に比べて被写体の動く速度が2倍、大きさが2分の1になってもAFが追従してピントの合った撮影ができるという。

 また、X-E2の重量(バッテリー、SDメモリーカード含む)が約350gであったのに対し、X-E3は337gと約13gの軽量化を実現した。

 X-E2のボディーサイズが129(幅)×74.9(高さ)×37.2(奥行き)mmだったのに対し、X-E3は121.3(幅)×73.9(高さ)×42.7(奥行き)mmと、奥行き以外はより小型になった。

成人男性が手に持った時のサイズ感

 軽量化・小型化のために内蔵フラッシュを廃止したが、別途小型フラッシュを同梱する。

Xシリーズとして初めてBluetoothを搭載

 X-E3はXシリーズとして初めてBluetoothを搭載した。スマートフォンやタブレットとBluetooth Low Energy(BLE)によって常時接続するという。BLEによって連携しつつ、実際の写真の送受信にはWi-Fiを用いる。カメラ側を写真再生状態にするか、電源オフの状態にすることで端末側を操作することで写真を自動的に受け取ることができる。

X-E3から写真を受信したiPad

 使用イメージとしてはこうだ。最初にBluetoothペアリングの設定を完了しておく。スマートフォンとX-E3を持ち出す。X-E3で写真を撮って、撮り終わったら電源をオフにする。スマホで専用アプリを立ち上げ、アプリの操作からWi-Fiでカメラのアクセスポイントとつなぐと、スマホ側に自動で写真が送られてくる――という流れ。

 つまり、電源をオフにすると写真の送信スタンバイ状態になり、端末への送信が完了するとカメラの電源が完全に落ちるということのようだ。

送信中はグリップ部のランプがオレンジと緑に点滅する

 会場で試したところ、写真の受信はできたことはできたが、会場に非常に多くのアクセスポイントが飛び交っていたために端末側がカメラを探すのにてこずっていたようだった。「まだ最終製品版ではないので……」と担当者が説明していたので、アプリの改善には期待したいところだ。

会場には多くのアクセスポイントがあったため、iPadがカメラを探すのにてこずっていた

4K動画にも対応

 動画面では、4K動画も撮影可能とした。最大29.97fpsで、連続撮影時間は約10分となる。フルHDでは最大59.94fpsで最大約15分、HDでは最大59.94fpsで最大約30分となる。4K動画の撮影時には、UHSスピードクラス3以上のSDメモリーカードの使用を推奨している。

等倍マクロの「XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro」発表 他2本の開発を約束

新レンズたち。左から順に「XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro」「XF8-16mmF2.8 R LM WR」(モックアップ)、「XF200mmF2 R LM OIS WR」(モックアップ)

 綱町三井倶楽部で行われた富士フイルムの発表会では、X-E3の他にXシステムの中望遠マクロレンズ「XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro」が発表された。XFレンズでは初めての等倍マクロ撮影が可能とする。

 光学設計は非球面レンズ1枚、EDレンズ3枚、スーパーEDレンズ1枚を含む12群16枚構成で、フォーカスレンズ群を2つに分けた「フローティングフォーカス」方式を採用することで超近接域から望遠域まで高い解像感を実現したという。

 レンズ内部にシフトブレと角度ブレに対応した手ブレ補正機能を搭載し、5.0段分の手ブレ補正ができるとする。

 また、開発ロードマップとして新たに超広角ズームレンズの「XF8-16mmF2.8 R LM WR」と望遠単焦点レンズの「XF200mmF2 R LM OIS WR」を開発することを約束した。

「XF8-16mmF2.8 R LM WR」「XF200mmF2 R LM OIS WR」 開発を発表した「XF8-16mmF2.8 R LM WR」と「XF200mmF2 R LM OIS WR」

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