インドのバンガロール市警察は3月9日、ソフトウェア開発とサービスアウトソーシングにおけるインド有数の企業、Wiproのオフィスから従業員を退去させた。同社のオフィスは市の中心部に位置しており、爆弾が仕掛けられたとの予告電話を受け、警察が退避させた。
この爆破予告電話の1週間前、デリー警察はバンガロールのソフトウェア企業にテロリストが攻撃を加える計画があるとの警告を発していた。警察は3人のテロリストから押収した文書から、この攻撃計画を見つけたという。このテロリストは警察との衝突により死亡した。
爆破予告のでっち上げはインドで多発しており、ソフトウェア企業、空港、政府機関などが被害にあっている。Wipro関係者は爆弾騒ぎに関するコメントを拒否している。
退避されたWiproのオフィスは管理用の小規模のもので、顧客関連の業務は中断されずにすんだという。同社は以前に、事故が起きたときのためのデータ復旧およびビジネス継続用のシステムを用意していると述べていた。
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