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ヤフー、地域情報検索に本格参入 「エリア検索」β公開

» 2005年10月11日 14時09分 公開
[ITmedia]

 ヤフーは10月11日、対象地域を指定して店舗や施設を検索できる「Yahoo!エリア検索」のβ版を公開した。地域情報検索サービスは米国で先行して展開が進んでおり、国内ではGoogleらが公開している。国内検索最大手のヤフーの本格参入で注目が集まりそうだ。

 ヤフーの新サービスでは、映画館や美術館、カラオケボックスなどのレジャー施設や、美容院、デパート、学校など生活に役立つ店舗・施設などを地域を指定して検索できる。

 サイトには検索窓が2つ設けられ、地名や鉄道駅名といった場所と、施設名称や種類などをそれぞれに入力して実行すると、検索結果のリストや、結果をプロットした地図などが表示される仕組みだ。

 検索対象店舗・施設は約900万件で、「Yahoo!グルメ」や「Yahoo!電話帳」「Yahoo!地域情報」「Yahoo!ヘルスケア」「Yahoo!ムービー」の情報を表示する。地図はマウスドラッグでスクロール可能なタイプだ。

 場所指定窓に「東京ディズニーランド」「六本木ヒルズ」といった著名スポットを入力し、スポット内の飲食店や駐車場を検索するといったことも可能だ。また「お台場」と入力すると、「お台場海浜公園駅」「お台場公園」など入力地名と関連した別の候補地も合わせて表示。場所の絞り込みを効率的に行える。

 正式版への移行時期は明らかにしていないが、β公開中に寄せられたユーザーの意見を参考に内容を決めるとしている。

 国内の地域情報検索(ローカルサーチ)サービスでは、Googleが10月6日に「Googleローカル」と「Googleマップ」を統合し、利便性の向上を図っている。またNTTレゾナントの「goo」も「goo地図」と「goo地域」サービスを連動させたり、地域情報検索に連動する広告サービスを7月から導入した。

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