ITmedia NEWS > 速報 >

Windows Vistaのリリース予定めぐりMSの内部見解に「食い違い」

» 2005年12月02日 08時20分 公開
[IDG Japan]
IDG

 米Microsoftは11月29日の電話会見で、Windows Vistaは予定通りに進んでいると語ったが、先月パートナー向けに行われたプレゼンの内容は違っていた。

 10月7日、Microsoftのスティーブ・バルマーCEOはアイルランドでパートナー各社を前に基調講演を行った。この会合では、アイルランドのMicrosoftでデベロッパー/プラットフォーム部門を率いるモーリス・マーティン氏がプレゼンを実施、この中で使われたスライドには、Windows Vistaのβ2は2005年12月にリリース予定だと書かれていた。

 このスライドでは、Windows Vistaの正式版は2006年夏に登場予定だとも書かれていた。プレゼンは「06年度マーケティング計画と概説」という名称で行われた。

 Microsoftは11月29日に、デベロッパー向けとメディアおよびアナリスト向けの2つの電話会見を開いたが、この中でWindows部門副社長のアミタブ・スリバスタバ氏は、β2の出荷がいつになるかはまだ公表していないと話していた。

 このコメントは、Microsoftがパートナー企業に先月語った内容と矛盾する。スリバスタバ氏は、Vistaの正式リリースは「2006年下半期」になるとも語ったが、これは「2006年夏」という約束とずれている。

Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.