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今年の世界半導体販売額、iPod効果で過去最高に

» 2005年12月10日 08時23分 公開
[ITmedia]

 調査会社Gartnerが12月9日発表した速報値によると、2005年の世界半導体販売額は前年比6.9%増の総額2350億ドルに達し、2000年の記録を上回って過去最高となる見通しだ。

 フラッシュカードとUSBフラッシュドライブの需要が引き続き堅調だったこと、およびAppleが今年初めにiPod shuffleを、後半にはiPod nanoを発売したことが、この市場を押し上げる要因になったとGartnerは解説している。

 ベンダー別シェアは、首位のIntelが販売額を14.3%伸ばし、シェアは15%に拡大した。2位のSamsung Electronics(シェア7.6%)はメモリ市場で独占的存在となりつつあり、DRAM、SRAM、NANDフラッシュ市場ではトップシェア。3位のTexas Instruments(同4.4%)に続く東芝(同3.9%)は、前年の7位から4位に浮上した。

 次いでSTMicrolectronics(3.8%)、Renesas Technology(3.7%)、Infineon Technologies(3.5%)、NEC Electronics(2.5%)、Hynix Semiconductor(2.4%)、AMD(Spansionを含む、2.4%)の順となっている。

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