ITmedia NEWS >

次世代ゲーム機が欲しくないNews Weekly Access Top10(2006年9月17日-9月23日)

» 2006年09月25日 20時30分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 先週金曜日から3日間、東京ゲームショウが開かれた。今年は次世代機そろい踏みで注目を集め、入場者数も前年を1万6000人上回ったようだ(関連記事参照)

 ゲームショウで、プレイステーション3の下位モデルが1万円以上値下げされ、5万円弱になると発表された。当初の価格でも「安すぎたかも」と言っていただけに、この値下げには捨て身の必死さを感じさせる。

 Xbox 360もこのほど、廉価版「コアシステム」を発表。HDDがなく、ゲームデータがセーブできないなどデメリットはあるが、標準システムよりも約1万円安い3万円弱に抑えつつ、ゲームソフトをセットにして割安感を出す。Wiiは当初から、次世代機最安値の2万5000円だ。

 発売前の価格競争で次世代機は買いやすくなったが、記者は欲しいと思えない。学生時代はPCゲームからファミコン、スーパーファミコン、プレイステーションで遊びまくっていたし、今でも「ニンテンドーDS」ではたまに遊んでいるのだが。

 社会人になって時間がなくなると、クリアまでに何十時間もかかる、RPGのような本格ゲームをプレイする時間がもったいなくなった。HDDレコーダーに取り貯めた好きな番組も見る暇がないのに、フィールドを何時間も歩き回ってレベルを上げたり、地図をチェックしながらダンジョンを巡ったりするようなゲームはあまりにまどろっこしい。ファイナルファンタジー好きだった記者はXbox 360の発表会で「ブルードラゴン」のグラフィックの美しさには感動したが、やりたいとは思えなかった。

 限られた可処分時間を、どうやって自社サービスに振り向けてもらうか――ネットサービスなどでは頻繁に聞くこの視点だが、ゲーム関連ではあまり聞いたことがないような気がする。単に記者がゲーム離れし、ゲームに割く時間を愛せなくなっただけなのかもしれないが……。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.