調査会社の米IDCは10月10日、世界の仮想化ソフト市場に関する統計を発表した。2005年の市場規模は、前年比67%増の約5億6000万ドル。2004年(前年比63%)に続き、大幅な伸びを見せている。
ベンダー別では、EMC傘下のVMwareが55%のシェアを占める。地域別では、北米が全体の半分以上を占めるという。また、Linux対応のソフトが急速に伸びていることも分かった。
IDCでは、仮想化ソフトを「動的なIT環境を作る基本技術」と見ており、仮想化ソフト市場の伸びは今後も続くと予測。一方で、仮想化と従来の管理ツールとの統合や、管理機能の拡充などに課題が残るとしている。
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