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» 2007年08月20日 17時44分 UPDATE

「ドラゴンボールZ」アニメ全話をケータイ配信

「ドラゴンボールZ」の全291話を携帯電話で見られるサイトがオープンした。20〜30代のドラゴンボール世代がターゲット。「携帯電話は有力な映像メディア」と見て急拡大する市場に切り込む。

[岡田有花,ITmedia]
画像 ドラゴンボール☆ANiMO再生中の携帯を手にする眞鍋かをりさん

 東映アニメーションは8月20日、TVアニメ「ドラゴンボールZ」の全291話を、携帯電話(FOMA 902i以降)でストリーミング再生できる有料サービス「ドラゴンボール☆ANiMO」を開始した。ターゲットは“ドラゴンボール世代”の20〜30代。再生用アプリも独自で新開発する力の入れようで、急拡大する携帯向け動画配信市場にキラーコンテンツで切り込む。

 「携帯電話は有力な映像メディア」――同社の高橋浩社長は力を込める。テレビのゴールデンタイムからアニメが減り、アニメDVDの売り上げも伸び悩む中、次の動画メディアとして携帯電話への期待は大きい。

画像 「動画配信が携帯の主要コンテンツになってきた」と高橋社長
画像 「Dr.マシリト」のモデルとしても知られる鳥嶋取締役は「漫画雑誌の売り上げは落ちているが単行本の売り上げは過去最高レベル。漫画を子どもたちにどう届けるかをきちんと考えれば、今後も成長していける」と話す

 同社は携帯電話向け動画配信を強化事業に位置づけ、昨年から注力。「プリキュア」「ビックリマン」などキャラクター別のサイト構築や電子書籍配信を展開。今年4月からは動画配信を取り入れたサイト「ANiMOシリーズ」を始め、「デジモンアドベンチャー」「ゲゲゲの鬼太郎」「銀河鉄道999」など人気・名作シリーズをリリースしてきた。携帯サイトからの売上高は年間1億円を超えているという。

 「ドラゴンボール☆ANiMO」もANiMOシリーズの一環だ。「ドラゴンボール」「ドラゴンボールZ」「ドラゴンボールGT」は、最高視聴率34.1%という「金字塔を打ち立てた」(高橋社長)キラーコンテンツ。原作漫画「ドラゴンボール」は、1984年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載が始まり、単行本は世界で1億5000万冊部以上売り上げるなど「集英社で常に新市場を切り開いてきた戦略商品」(集英社の鳥嶋和彦取締役)でもある。新市場に人気作品を投入し、新たなニーズを切り開く。

独自アプリ開発 ゲーム要素も

 携帯でも高画質で見られるよう、独自の再生アプリを新開発。「国内大手ストリーミングサイトよりも20%ほど高画質に再生できる」(東映アニメ)としている。動画の特定のシーンでボタンを押すと、そのシーンの着モーションや着ボイス、待受画像をダウンロードできる「すぐGET」機能付き。サイトでは通常のFlash待ち受けや発着信アニメ、着信メロディなども配信する。

 再生用アプリとは別に、育成ゲーム要素を備えた「待受アプリ」も開発した。アドレス帳と連携し、友人の番号やアドレスを「孫悟空」「孫悟飯」「ベジータ」など56種類のキャラに設定可能。その友人から電話やメールを着信すると、それぞれのキャラをあしらった着信画面を表示する。着信ごとに経験値がたまってレベルが上がり、キャラクターが成長して画像が変化するほか、動画コンテンツなどのアイテムがもらえる。動画と一緒にキャラ育成も楽しんでもらい、長期間利用してもらう狙いだ。


画像 動画の例
画像 アドレス帳と連携する「待受アプリ」

 月額料金は315円か525円の2種類で、それぞれ300ポイント・500ポイントの仮想通貨「ゼニー」がもらえる。動画1話を再生するたびに100ゼニー消費するが、ゼニーは100ポイント105円で買い増すことができる。

 早期に10万会員を獲得し、初年度2億円の売り上げを目指す。まずはNTTドコモのFOMA端末向けのみだが、準備が整い次第、au(KDDI)やソフトバンクモバイル向けにも展開する計画。「ドラゴンボール」「ドラゴンボールGT」も全話配信予定としており、始める時期はユーザーの反応を見ながら決める。

眞鍋かをりと時東ぁみも応援

 新サービスの発表会には、孫悟空役の声優・野沢雅子さんと、ドラゴンボールの大ファンという眞鍋かをりさん、時東ぁみさんが登場。野沢さんが悟空の声で「会いたくなったらすぐにケータイ見てくれよな」と話すと、眞鍋さんや時東さんは「すごい!、本物だ!」などと興奮した様子だった。


画像 ドラゴンボール世代(1981年生まれ)の眞鍋さんが好きなシーンは、悟空が「結婚すっか」とチチにプロポーズするシーン
画像 時東さん(1987年生まれ)はドラゴンボール再放送世代。ドラゴンボール初体験は、家にあった「ドラゴンボールドンジャラ」だったという

画像 「かめはめ波」を放つ時東ぁみさん、孫悟空、眞鍋かをりさん、野沢雅子さん

 眞鍋さんは、家族ぐるみでピッコロのファンだという。「父の携帯メールアドレスにも“ピッコロ”のつづりが入っているぐらい。悟飯を引き取って修行させた上、最後は悟飯を守って死ぬところに感動しました」(眞鍋さん)。会場の記者から「眞鍋さんを守ってくれる男の人は?」と質問されると「自分のために死んでくれる人はそうそういないですよ」とかわした。

 時東さんが好きなキャラクターは「名前や見た目がかわいいカリン様」。神龍に1つだけ願い事を叶えてもらうとしたら「悟空にめがねをかけさせてみたい」という。

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