ITmedia NEWS > 科学・テクノロジー >

IBMとTDK、大容量MRAMの共同開発スタート

» 2007年08月20日 18時35分 公開
[ITmedia]

 米IBMとTDKは8月20日、大容量MRAM(磁気抵抗メモリ)の研究開発を共同で開始したと発表した。次世代不揮発性メモリの大容量化に向け、両社の技術を持ち寄る。

 「スピン注入磁化反転方式」を適用し、現行の「磁化反転方式」と比べメモリセルを小型化できるという。低コストな大容量化が可能になれば、携帯電話など幅広く機器に搭載できる道がひらけるとしている。

 IBMはMRAM技術の研究開発を続けてきた。TDKは、MRAMの記憶素子となるMTJ(磁気トンネル接合)技術をHDDヘッドに導入してきた実績を持つ。

関連キーワード

MRAM | IBM | TDK


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.