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ヤッターマン、好きですか

» 2008年01月21日 16時01分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 先週のアクセストップは、リメイクされた「ヤッターマン」の主題歌に対して寄せられた視聴者からの意見や批判に読売テレビ放送がコメントした――という内容の記事だった。

 1月8日に放映された第1話を記者も見たのだが、「豚もおだてりゃ木に登る」「お仕置きだべぇ」など耳になじんだあのせりふや、ドロンジョ、ボヤッキー、トンズラー3人組の変わらない声がなつかしく、楽しめた。

 ただ主題歌は確かに、少し違和感があった。原作を知っていれば新しいアレンジとして楽しめる面もあるが、ノリが悪く、ヒーローアニメの主題歌っぽくはない。

 名作アニメの“現代風アレンジ”が、最近増えているように感じる。声優やキャラの服装を一新させた「ドラえもん」、妖怪の日常を描いた、あんまり怖くない「ゲゲゲの鬼太郎」――それぞれ、旧作ファンからは否定的な意見も寄せられているようだ。

 名作のリメイクは、子どもだけでなく、原作を見ていた大人も視聴者層として見込めるだけに、視聴率低迷に悩むアニメ業界にとっては手堅い商売なのかもしれない。ただ「初めて見た人には面白く、原作ファンにもなつかしく」を両立させるのが難しいところ。ヤッターマンはその両面の相克に、早速ぶち当たったのだろう。

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