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MS、Google Docs対抗の新サービス「Albany」をβ公開

» 2008年04月19日 08時30分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは4月18日、サブスクリプション制の新サービス「Albany(コードネーム)」を、限定βプログラムとして公開した。消費者から要望の高い「プロダクティビティツール」と「セキュリティソフト」をまとめたサービスで、正式版の提供開始時期や価格については、年内に発表する予定。

 Albanyには、「Microsoft Office Home and Student 2007」とセキュリティサービスの「Windows Live OneCare」、「Windows Live」のWebメールサービスおよびインスタントメッセージング(IM)サービス、フォトギャラリーが含まれる。Web版Officeはオンラインに文書を保存し、共有できる「Microsoft Office Live Workspace」サービスと連係している。ユーザーはOfficeツールバーのWorkspaceコネクタから、友人やクラスメートと共同で文書を編集できる。常に最新バージョンのOfficeやOneCareが利用可能で、ユーザーがさまざまなソフトウェアの最新版を確認し、インストールや設定変更をする手間を省いた。

 Albanyは、1サブスクリプション当たりPC3台まで利用可能。家族での利用や、複数のPCを所有する個人の利用を想定している。

 Microsoftは「(Albanyに含まれるソフトやサービスの)カテゴリーを1つにまとめ、自動的にアップデートするには、サブスクリプション制は非常に理にかなっている」としつつも、「当社が従来のソフトウェア販売モデルから脱するわけではない」とコメント。Albanyは、あくまで消費者により多くの選択肢を提供するためのものであり、「Officeの次世代バージョンではない」としている。

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