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» 2008年05月07日 19時41分 UPDATE

初音ミク6分の1フィギュアも“瞬殺” 衰えぬ人気

初音ミク8分の1フィギュアに予約が殺到した――という記事がアクセス上位に入ったが、同時期に予約を受け付けていた6分の1フィギュアも、すぐに初回生産分の受け付けを終了した。発売から9カ月経つミクだが、その人気は衰えを知らない。

[岡田有花,ITmedia]

 先週のアクセストップは、生産終了を目前にしたコルグのシンセサイザー「ELECTRIBE」を演奏した動画が、ユーザーによってニコニコ動画やYouTubeにアップされ、そこから人気に火が付いて予想外に売れ、生産終了計画を凍結した――という記事だった。

 コルグの営業担当者は「ニコニコ動画にジャパネットの高田社長がいるみたいだ」と話していたが、確かに、ニコニコ動画は独特のプロモーション力を持っている。例えばカシオの超高速連写(600fps)が可能なデジカメ「EX-F1」の連写性能を表現した動画は(ニコニコ動画へのリンク)は、投稿から1カ月で9万回近く再生され、「マジ欲しい」などといったコメントが殺到。「ニコニコ市場」に張り付けられた、Amazon.co.jpの購入ページへのリンクは4000回以上にクリックされ、製品も11台売れている。

 2位は、グッドスマイルカンパニーが制作した「初音ミク」の8分の1フィギュアの初回生産分が、通常の倍のペースで売れ、すぐに予約受付を終了した、という記事だった。4月29日に予約受付が始まったボークス製の初音ミク6分の1フィギュアも、開始から2日後までに初回生産分の受付を終了。2次生産分の予約が始まっている。

画像 「初音ミク」のブログ上で注目度の推移(Yahoo!ブログ検索より)。急激に注目が高まった昨年10月ごろは、「初音ミク」についてTBS「アッコにおまかせ」で紹介した特集について議論が起きていたころだ(関連記事:TBS「アッコにおまかせ」の初音ミク特集に批判相次ぐ

 初音ミクは昨年8月末に出た単体のソフトで、背景にストーリーもなければ“続編”もない。だが人気は衰えず、「Yahoo!ブログ検索」でブログ上の注目度の推移を見ても、昨年11月ごろまで急速に伸びた後横ばいが続き、落ちそうな気配はない。キャラクターとして一時的に流行する可能性はあったとしても、ここまで息の長いヒットになるとは、作った側も予想外だっただろう。

 人気持続の鍵は、2次創作の盛り上がりにありそうだ。公式のコンテンツの投入が終了しても、その後の2次創作が盛り上がることで、キャラクターや作品の人気が持続することがある。たくさんの同人作品が生まれれば、その作品はその分“延命”できる――というわけだ

 10位の記事にあるように、ガイナックスは「新世紀エヴァンゲリオン」で、ファンサイトが簡単な申請で公式画像が使えるようにするなど、ファンによる応援や創作を後押し。結果としてエヴァは、アニメ終了から10年経った今でも人気が続き、昨年公開された劇場版もヒットした。

 初音ミクは、さらに自由にキャラクターの権利を開放したことで、2次創作の可能性が広がり、人気が高まっていった。歌声を自由に操ることができ、「ニコニコ動画」という発表の場もあったことで、歌、プロモーションビデオ、アニメといったさまざまな創作が、立体的に広がっていった。

 ――というのは後付けの分析でしかないが、キャラクターを“開放”することが、人気の持続にプラスになっているということは言えそうだ。

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