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新しい「Windows」 MS、ブランド刷新で“脱PC”のプラットフォームに

» 2008年09月18日 16時49分 公開
[岡田有花,ITmedia]
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 マイクロソフトはコンシューマー向け「Windows」ブランドをグローバルで再構築する。PC向けOSとしてだけでなく、携帯電話やWebをシームレスにつなぐプラットフォームと定義し直し、ユーザーの生活を便利にするブランドとしてアピールしていく。

 「Windows Vista」や「Windows Mobile」といった製品名の上位概念として、新たに「Windows」ブランドを定義。数年かけて浸透させる狙いだ。

 米国では、ビル・ゲイツ氏と有名コメディアンが登場するCMを打つなど、これまでにないマーケティング展開を始めている(ゲイツ出演のテレビCMは成功――関心を集めるのが狙い)。国内では第1弾として「CEATEC JAPAN 2008」(9月30日〜10月3日、千葉・幕張メッセ)の展示や講演で、Windowsの新しいイメージを伝える。

 マイクロソフトが9月18日、CEATEC JAPANの説明会を開き、ブランド戦略について説明した。同社Windows本部の藤本恭史本部長は「Windowsのイメージを変えていきたい。Windowsが生まれてから20年以上。デジタルの世界が変化してきた。Windowsも最初はPC向けだったが、携帯電話やWebに広がっている」と述べる。

 WindowsはPC向けというイメージをぬぐい去り、Windows Vistaのマイナスイメージも払拭しながら、「すべてのデジタル世界にメリットをもたらすプラットフォーム」と位置付け直しす狙いだ。

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 新しいタグラインは「Life Without Walls」(壁のない世界へ)。Windowsブランドの商品やサービスを利用すれば、デジタル活用に対するあらゆる“壁”を感じずに済み、生活を楽しく、便利にできると、パートナー企業と連携しながら訴えていく。

 例えば、デジタル技術が苦手な人は、デジタルカメラで写真を撮ってもメモリーカードにためこむだけかもしれない。そんな人に対して、Windows Vistaを搭載したPCに写真を取り込み、Windows Liveを使ってWebで共有し、Windows Mobileの携帯端末でアクセスして楽しめる――といった利用シーンを提案する。

 CEATECでは、具体的な利用シーンを提示しながらWindowsのメリットをアピール。「Windows Mobile」「Windows Vista」「Windows Live」といった製品ごとの切り分けは行わず、Windowsブランドの製品同士を連携させながら、ユーザーの生活シーンに合った提案をしていく。

 これまでビジネス向けに売り込んできたWindows Mobileはコンシューマー向けに軸足を移す。CEATECではWindows Mobile 6.1 Professionalを搭載したHTC製スマートフォン「Touch Diamond」「Touch Pro」を展示。タッチパネルのユーザビリティーと、その奥にあるWindowsの技術、同社が提唱する「ソフト+サービス」の利便性を訴えていきたいという。

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