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» 2009年03月18日 07時00分 UPDATE

IBMと千葉大など、グリッドで小児がん治療薬開発

最も治りにくい小児がんの治療薬をグリッドコンピューティングで見つけ出すプロジェクトを、IBMと千葉県がんセンター、千葉大がスタートする。

[ITmedia]

 米IBMと千葉県がんセンター、千葉大学は3月17日、IBMの「ワールド・コミュニティー・グリッド」(WCG)を活用して小児がんの新治療薬を開発する新プロジェクト「ファイト!小児がんプロジェクト」(Help Fight Childhood Cancer Project)を始めると発表した。

 小児がんの一種である「神経芽腫」の治療薬開発を目指す。腹や胸の交感神経節や副腎にある神経細胞から発生するがんで、生存率が40%未満にとどまり、最も治りにくいという。

 プロジェクトでは、ボランティアユーザーのPCをグリッド化したWCGのコンピューティングリソースを活用し、がん細胞の増殖を助けるたんぱく質の機能を阻害するような新しい候補薬剤を、約300万個の低分子化合物の組み合わせをシミュレートすることで見つけ出す。

 WCGの活用でシミュレーションに必要な期間を大幅に短縮でき、2年間で完了する予定としている。

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