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富士通、機密文書と一般古紙を統一基準でリサイクル

» 2009年03月18日 07時00分 公開
[ITmedia]

 富士通は、グループの事業所から排出される機密文書と一般古紙類を全国統一の基準でリサイクルする新システムを構築し、4月1日から運用する。事業所のゼロエミッション化とコスト削減につながるほか、機密文書処理のセキュリティ性も確保できるとしている。

 従来は機密文書と一般古紙類を別々に事業所ごとに処理していたが、処理コストがかさんでいた上、機密文書を廃棄する際の処理方法のばらつきが課題になっていた。

 新システムでは、機密文書と一般古紙類の回収周期を近隣事業所ごとに合わせるなどして効率的に回収し、コストを削減。さらに機密文書を全国統一の方法で処理し、リサイクル性を保ったまま機密抹消することでセキュリティも確保したという。

 グループの「統合環境マネジメントシステム」の枠組みを活用し、富士通の79事業所、国内のグループ53社276事業所、近隣の10工場に適用。今後、対象範囲を拡大していく。

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