米Microsoftが、友人や家族の状況をネットで把握できるサービス「Microsoft Vine」を立ち上げる。災害などが発生したときに便利かもしれない。
同社はこのサービスについて、「気になる人や場所に何が起きているかを知り、家族や友人と連絡を取り合い、助けが必要なときに知らせを受ける」ことができると説明している。「家族、近所の人、スポーツチームなど少人数のグループが連絡を取り合うのに適している」。
Vineは主に「ダッシュボード」「リポート」「アラート」の3つの機能で構成される。ダッシュボードでは、気になる場所や親しい人に関する情報を確認できる。場所に関しては地方および全国ニュースから集めた記事、政府からの公安関連の発表などが、人に関してはFacebookのステータス情報やTwitterの投稿などがダッシュボードに表示される。
リポート機能では、ほかのユーザーのダッシュボードに自分の情報を送ることができる。誰とどの情報を共有するかをユーザーが設定できる。
アラート機能では、つながりのある人たちをグループ分けして(近所の人、遠くに住んでいる家族、特別な友人、といったように)、グループ別にメッセージを送ることができる。受信者はメッセージの受信方法(電子メール、携帯メールなど)を選べる。
Vineは5月に限定βテストを開始する予定。現在サイトで登録を受け付けている。現時点では米国でのみ利用可能で、基本的なサービスは無料。ネットにつながったPCや携帯電話などの機器があれば利用できる。対応OSはWindows XP SP2またはVista、対応ブラウザはIE 6.0以上またはFirefox 3以上。
Microsoftは、Vineでは今後、個人や地域社会、組織が生活の質や災害への備えを向上できるよう支援する高度な機能を提供するとしている。
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