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» 2009年07月28日 07時00分 UPDATE

今更聞けないTwitterの常識:Twitterとは 国内で“再流行”、一般化の兆しも (1/2)

Twitterがこの春ごろから流行の兆しを見せている。「つぶやく」だけで投稿できる気軽さと、ユーザー同士の緩いつながりが特徴だ。06年に始まったサービスが、なぜ今、再び脚光を浴びているのか。

[岡田有花,ITmedia]

 Twitter(ツイッター/トゥイッター)がこの春ごろから、流行の兆しを見せている。6月の国内ユニークユーザー(UU)は、ここ半年で4倍に増加。有名人やメディアの利用も相次ぎ、ユーザー拡大ペースが加速している。

画像 Twitterのユーザートップページの例

 Twitterは、「いまなにしてる?」(What are you doing?)という質問に答え、短いテキストを投稿するだけのサービスで、「ミニブログ」と説明されることもある。

 投稿は「つぶやき」(Tweet)と呼ばれ、文字数は140字に限られるが、その分気軽に素早く投稿できるのが特徴。ブログやSNS日記のように、各記事にタイトルを付ける必要もなく、思ったことをそのまま書ける。

 ユーザー同士が“ゆるく”つながるSNS的な側面も持っている。ほかのユーザーのつぶやきを聞ける「フォロー」機能を使えば、友人のつぶやきをリアルタイムに受け取って状況を知ったり、自分のつぶやきをほかのユーザーに発信し、交流できる。

 米国で2006年7月に始まったサービスで、運営元は同名のベンチャー企業だ。日本では07年ごろに話題となり、その後しばらく落ち着いていたが、この春ごろから人気が再燃。ネットに詳しいユーザーだけでなく、一般ユーザーや大手メディア、企業も巻き込んだブームの兆しが見えてきた。

“ゆるく”つながる&APIでどこからでも

 Twitterは、メールアドレスを使って会員登録すれば無料で利用できる。

画像 投稿フォーム右肩には文字数をカウントする数字が。「140」からカウントダウンする

 ユーザートップページ一番上には、「いまなにしてる?」という質問と投稿用フォームがある。投稿は、フォームに140文字までのテキストを入力し、ボタンを押すだけで完了。投稿したテキストは、フォームの下に時系列で一覧表示される。投稿一覧は「タイムライン」と呼ばれる。

 投稿内容は自由だ。個人の場合は、「お昼ご飯に○○を食べた」「××さんに会った」といった近況、気になるニュースのメモ、見ているテレビへの反応などちょっとしたつぶやきのほか、短歌や連載小説を書くなど、テーマを決めて投稿している人もいる。企業やメディアの場合は、公式サイトに掲載した最新ニュースのタイトルとURLを配信する、という使い方が多い。

画像 投稿フォームの下に、ユーザー本人の投稿とフォローしている人の投稿が時系列で表示される

 ユーザー同士は「フォロー」でつながる。気になる人をフォローすれば、自分の投稿に加え、フォローしたユーザーの投稿もタイムライン上に表示され、いつ誰が何をつぶやいたかが分かるようになっている。知り合いや有名人をフォローすれば近況をリアルタイムに知ることができ、企業やメディアのアカウントをフォローすれば最新情報を受け取れる――というわけだ。

 自分がフォローされれば、相手(「フォロワー」と呼ぶ)のタイムライン上に自分のつぶやきも載ることになる。ほかのユーザーのつぶやきに返信する機能もあり、ユーザー同士で同じテーマについて話し合うなど交流することも可能だ。

 APIが公開されているのも特徴で、Twitterのさまざまな機能を利用できる外部サービスが発展している。投稿とタイムライン閲覧を行える使い勝手のいいクライアントソフトや、携帯電話から簡単に利用できるようにするサービス、画像投稿サービスなど、個人や企業が開発した多彩なサービスやツールが公開されている。

07年に最初のブーム 2年越しの再燃、米国から“発熱”

 最初に火が付いたのは2007年始めごろ。米国のWeb開発者の間で人気が広がり、日本でも開発者を中心に利用が拡大。ブログやSNSより気軽に投稿でき、ゆるくつながる次世代のコミュニケーションサービスとして期待が高まった。

画像 クライアントソフトの例「Twit」

 APIを使ったサービスやクライアントソフトも次々に登場。日本語に対応したソフトも数多く公開され、当初はユーザーインタフェースが英語のみだったTwitterの国内での普及をサポート。「もごもご」「はてなハイク」など、Twitterに似た国産サービスもネットをにぎわせた。

 その後ブームは一時落ち着いていたが、米国でバラク・オバマ大統領やミュージシャンのブリトニー・スピアーズさんなど有名人が活用したり、CNNなど大手メディアが利用をスタート。大統領や有名芸能人の生々しい日常をリアルタイムに知ったり、最前線のニュースを受け取れるメディアとして存在感が高まり、ユーザー数が拡大していった。

 社会的な影響力も注目され始めた。今年1月にニューヨークのハドソン川で起きた旅客機不時着事故では、目撃者による現場写真がTwitter経由で公開され、アクセスが集中。投稿は報道機関が事故を伝える前だったことから、Twitterの即時性が武器になる例として話題になった。6月のイラン大統領選をめぐる混乱では、改革派が情報発信ツールとして利用。米国を中心とした海外のTwitterユーザーや報道機関にアピールし、支持者を集めた。

 Twitterは登録ユーザー数を明らかにしていないが、米国で最も人気のアカウントは7月27日現在、300万人近くにフォローされており、米国では百万単位のユーザーが利用しているようだ。メディアとして力を持ち始めるにつれ、有名人や企業になりすました偽アカウントが作られるといった問題も浮上。Twitterは対応に追われている。

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