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ソニー、映画館のデジタル化支援 Disneyらと契約

» 2009年08月25日 07時00分 公開
[ITmedia]

 ソニーは8月24日、国内映画館のデジタル化を包括的に支援するサービスを始めると発表した。20th Century Foxらと日本市場を対象に映画館のデジタル化展開で契約し、10月からシネマコンプレックスに4Kプロジェクターを中心としたシステムの導入を始める。

 このほど子会社のソニープロテクノサポートに新設した「デジタルシネマ事業推進部」を通じて支援サービスを展開。20th Century Fox、Disney、Sony Pictures Entertainmentと日本市場の映画館デジタル化で契約し、まずシネマコンプレックスを展開するティ・ジョイ向けに4Kプロジェクター「SRX-R220」を中心としたシステムを導入する。

 映画会社はデジタル作品を映画館に配給し、映画会社と映画館がサービス利用料をソニー側に支払う。映画館に対しては導入負担を軽減するファイナンシャルスキームを提供するほか、館内のネットワーク化、24時間リモート監視など、システムの設置から運用、保守までサポート。映画館には運用状況のリポートやデジタルコンテンツの製作・流通のサポートなどを提供していく。

 デジタル上映が可能な国内映画館は、2008年から09年にかけて約3倍となる約350スクリーンへの拡大が見込まれており、増えている3D映画などの上映にも対応できる付加価値を映画会社、映画館に提案していく。

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