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スパム、フィッシングとも減少――英語以外の詐欺サイトが増加

» 2009年09月10日 08時41分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業の米Symantecはこのほど発表したスパムメールとフィッシング詐欺に関する月例報告書で、8月はスパムメール、フィッシング詐欺とも前月比で減少したが、英語以外の詐欺サイトは増加したと伝えた。

 それによると、8月の全電子メールに占めるスパムメールの割合は平均で87%となり、前月より2ポイント減少した。

 テーマ別に分類すると、これまで多数を占めていた医薬品宣伝などの健康関連スパムは7〜8月に減少傾向が続き、それに代わってインターネット関連スパムが台頭し、29%強を占めるようになった。具体的にはWebホスティング、Webデザインサービスの宣伝や、コンピュータ関連商品の宣伝スパムが出回っている。

 また、10月のハロウィンや、12月のクリスマス商戦に便乗したホリデースパムが早くも出回り始めたという。

 一方、フィッシング詐欺に関する報告書によれば、8月のフィッシング詐欺攻撃は全体では前月より45ポイント減った。ただし英語以外の言語を使った詐欺サイトは11ポイント増となっており、人気電子メールクライアントを狙った詐欺の手口が増加傾向にあるとしている。

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