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世界の携帯電話ユーザー、年内に46億人に

» 2009年10月07日 09時07分 公開
[ITmedia]

 世界の携帯電話サービス加入者数は2009年末に46億人に達し、普及率は67%となる見通しだ。国連のITU(国際電気通信連合)が10月6日に最新統計を発表した。

 さらに2009年にはモバイルブロードバンド利用者が6億人を超え、固定回線ブロードバンド利用者数を上回る見込みだ。モバイル技術は開発途上国で普及が進んでおり、多数の国が3Gネットワークを立ち上げている。ただし、まだ地域差が大きく、モバイルブロードバンド普及率はアフリカの多くの国では低い水準にとどまっているとITUは述べている。

 2009年時点での世界のインターネット普及率は25%を超え、自宅にコンピュータを持っている世帯も19億世帯と全世界の4分の1を上回った。固定回線ブロードバンド利用者は推定5億人で、2004年時の1億5000万人から3倍以上に増えている。固定回線ブロードバンドの最大の市場は中国で、2008年に米国を抜いて1位になった。普及率はまだ地域差が大きく、アフリカでは住民1000人当たりの固定回線ブロードバンド利用者はたった1人だが、欧州では1000人当たり200人となっている。

各種情報通信サービスの普及率

 「先進国と開発途上国でこれほどの成長が見られたのは心強いが、緊急に対処すべき大きなデジタルデバイド、差し迫ったブロードバンドデバイドがまだある」とITU通信開発局長サミ・アル・バシャー氏は述べている。

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