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2009年10月28日 20時32分 UPDATE

ニコ動(9)は「原点回帰」 アイマス、ボカロ、東方を“隔離”

ニコ動新版(9)では、アイマス、ボカロ、東方の“御三家”を1つのカテゴリーに隔離。UIも改善し、“ニコ厨”でない一般ユーザーにも取っつきやすくする。

[岡田有花,ITmedia]

 ニワンゴは、「ニコニコ動画(ββ)」を約1年ぶりにメジャーバージョンアップし、「ニコニコ動画(9)」として10月29日午前9時半に公開する。

 ユーザーインタフェースを改善するほか、THE IDOLM@STER(アイマス)、VOCALOID(ボカロ)、東方Projectの“御三家”コンテンツを別枠で扱うなどして隔離。御三家に興味がない人でも取っつきやすくするなど、“ニコ厨”でない一般のユーザーに使いやすいようにした。

「アイマス、東方、ボカロ」で1カテゴリーに

画像 ランキングは、再生数、コメント数、マイリスト数、宣伝ポイント数を加味した新アルゴリズムにし、“工作”しにくくした

 複雑になっていたユーザーインタフェースを改善。トップページにはこれまで、27ものカテゴリーを表示していたが、新版では6つの「カテゴリーグループ」のみを表示し、シンプルな構成にする。

 カテゴリーグループは、「エンタ・音楽・スポーツ」「政治」「アニメ・ゲーム」「やってみた」「教養・生活」「アイマス、東方、ボカロ」。視聴ランキングもカテゴリーグループごとに表示し、「アイマス、東方、ボカロばかり」と言われたランキングから脱却する。

画像 再生後の画面

 動画再生後のユーザーインタフェースも分かりやすく改善。再生後には、「もう一度再生」「ブログに貼り付け」「この人の他の動画」などのアイコンを表示し、次の操作に移りやすくした。従来のマイリストよりも気軽に動画を登録しておける「とりあえずマイリスト」機能も追加した。

 新規に投稿された動画を目立たせる新機能「世界の新着動画」も。「ニコニコ生放送」の仕組みを使い、その日に投稿された動画からランダムで再生。生放送視聴者が同時に視聴する。再生開始から30秒後には、再生を続けるかをアンケートで尋ね、続けたい人が半数を超えると再生を継続、それ以下だと次の動画にスキップする仕組み。埋もれてしまいがちな地味なジャンルの新着動画や、初めて投稿する人の動画などを目立たせる狙いだ。

画像 ニコレポ

 ニコ動上での自分の情報を集めた「ニコレポ」という機能もリリースする。自分が登録したマイリスト一覧や、動画の投稿履歴などをチェックできるほか、お気に入りの動画投稿者や“生放送主”を登録しておけば、その人のが動画を更新したり、生放送を始めた時に情報を受け取れる。

 「時報」などが流れる動画上部のエリアには、RSSリーダー機能を装備。同じエリアに、ニコレポの新着情報を流すことも可能だ。

原点回帰の(9)

 9には派手な新機能などはないが「やるべきだったことを、まとめてやった」(ドワンゴ取締役の夏野剛氏)バージョンアップという。“御三家”に偏りがちなランキングの問題や、複雑化したインタフェースの改善といった以前からの課題に答えを出し、誰にでも使いやすいサービスという「原点に回帰した」と、ニワンゴ取締役の西村博之(ひろゆき)氏は話す。

画像 発表会で話す夏野氏(左)とひろゆき氏。発表会はニコ生でライブ配信していた

 「Windowsも7になったから、ニコ動も9になる」(ひろゆき氏)――メジャーバージョンアップは「特殊な数え方をすれば」9回目。当初はドラクエ9などにかけ、9月に行う予定だったリニューアルがずれ込んだという。

 10月28日時点のニコ動の登録ユーザー数は1457万人。うち有料のプレミアム会員数は55万人で、黒字化に向けて「いいところまで来ている」(夏野氏)という。ただインフラコストの増大や広告収入の伸び悩みなどで赤字が続いている。

 まずは地道に使いやすさを改善し、一般化への努力を続ける。「10代〜30代のユーザーをさらに増やし、女性のユーザーも増やしていきたい」と夏野氏は話す。

夏野&ひろゆきコンビの全国ツアーも

画像 こんな感じでツアーするらしい。左がひろゆき氏、右が夏野氏

 ひろゆき氏と夏野氏が全国8都市のライブハウスをめぐり、ニコ動の新機能などを紹介する“全国ツアー”「ニコニコ大会議2009-2010」も行う。11月14日に仙台を皮切りに、来年2月6日の広島がゴール。それぞれの会場で新機能やニュースなどを発表するという。各地にゆかりのある有名ユーザーも招く。


画像 全国津々浦々を
画像 ひろゆき&夏野コンビと
画像 愉快な仲間達で回ります

 全国ツアーの紹介ビデオには、ひろゆき氏と夏野氏がビジュアルバンド風衣装とメイクで登場し、半裸でポーズを決めたり、バンド演奏する場面も。ビデオ再生後、夏野氏は、「最悪でした、この撮影」と振り返り、ひろゆき氏は「いろんな意味ですみません」となぜか謝っていた。

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