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握る動きで操作ができる3Dコントローラ技術、英企業が開発

» 2009年12月02日 07時00分 公開
[ITmedia]

 英企業Cambridge Consultantsが、3Dコントローラを構築できるセンサー技術「Suma」を発表した。

 Sumaは、独自のセンサーシステムを使って、物体の変形をソフトウェアが理解できる形に変換する技術。例えば、同社が開発したSumaを使ったゲームコントローラの試作機は柔らかなボールのような形をしており、ユーザーはこれを握ったりつかんだりしてゲームを操作できる。特殊なグローブは必要なく、指の動きやコントローラの握り方で操作が可能。感度も非常に高いという。

 またSumaベースのデバイスは安価で、センサーネットワークの追加は1ドルかからないとCambridge Consultantsは述べている。ゲーム、デザイン、音楽、芸術など、さまざまな用途に利用することが可能としている。

 同社は2010年1月に開催のConsumer Electronics Show(CES)でSumaゲームコントローラの試作機を披露する予定だ。「3DディスプレイやAR(拡張現実)のような新たなトレンドが、Sumaの独特の機能への関心を高めるだろう」と同社は述べている。

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