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「Blu-ray 3D」規格が完成 PS3でも3D映像を視聴可能に

» 2009年12月18日 11時59分 公開
[ITmedia]

 Blu-ray規格策定団体Blu-ray Disc Association(BDA)は12月17日、Blu-rayディスクで3Dコンテンツを視聴できるようにする「Blu-ray 3D」規格が完成したと発表した。

 Blu-ray 3D規格は、1080pフルHD画質の3D映像をあらゆる対応機器で視聴できるようにし、3Dグラフィックスメニューを使った操作、3D字幕などの機能も備える。プレイステーション 3(PS3)でBlu-ray 3Dコンテンツを再生できるようにも設計されている。2Dディスクの再生や、3D非対応プレーヤーでの3Dディスクの2Dモードでの再生もサポートする。

 同規格はH.264 Advanced Video Coding(AVC)の拡張規格であるMultiview Video Coding(MVC)で3D映像をエンコーディングする。MPEG4-MVCは右目用・左目用の映像を2Dコンテンツの50%のオーバーヘッドで圧縮し、既存の2D Blu-rayプレーヤーとの後方互換性もある。

 Blu-ray 3D規格は近くメーカーやコンテンツ企業に技術情報やガイドラインとともに提供される予定。

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