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ネット広告費、新聞抜く 総額は11.5%減

» 2010年02月22日 17時18分 公開
[ITmedia]
画像 電通の資料より(PDF

 電通が2月22日に発表した「2009年日本の広告費」によると、総広告費は2年連続で減少した。媒体別では、インターネット広告費(7069億円)が新聞広告費(6739億円)を上回った。

 総広告費は5兆9222億円と前年比11.5%減。うちネット広告は1.2%増の7069億円とほぼ横ばいだったが、新聞、テレビ、雑誌、ラジオのマスコミ4媒体は14.3%減の2兆8282億円に落ち込んだ。

 ネット広告費は、年前半は景気後退の影響で冷え込んだが後半に回復。モバイル広告の伸びが大きかったほか、マス広告と連動した手法が定着した。

 新聞は18.6%減で、2008年(前年比12.5%減)に引き続いて2ケタ減。テレビは10.2%減の1兆7139億円(うち番組広告費が12.2%減の7596億円、スポット広告費が8.6%減の9543億円)だった。

 雑誌は25.6%減の3034億円。PC誌や自動車誌の減少幅が大きかったほか、「小学5年生」「同6年生」など老舗雑誌の休刊が相次いだ。ラジオは11.6%減の1370億円。関東地区での低迷が大きかった。

 衛星メディア関連は4.9%増の709億円。CATVやBS放送への通販業者の出稿が順調だった。

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