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アナログ放送の画面上下に黒帯 NHKと民放、地デジ移行に向け

» 2010年03月18日 17時39分 公開
[ITmedia]

 NHKと民放各局は、来年7月のアナログ停波に向け、アスペクト比が4:3のアナログテレビ向けにも、デジタルハイビジョンテレビと同じ16:9サイズの映像を放送する取り組みを、今春から本格化する。

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 アナログテレビ画面の上下に黒帯を入れて「レターボックス」化し、ハイビジョン映像をそのままの縦横比で放送。黒帯には適宜、アナログ停波を知らせるメッセージなどを流す。

 NHKと民放各社、総務省などが参加する「地上デジタル推進全国会議」のロードマップに沿った取り組み。NHKは3月29日から、総合テレビ、教育テレビ、BS1、BS2でニュースや生番組を除くほとんどの放送を、7月以降は全番組を16:9にする。民放でも日本テレビ放送網が4月5日から生放送を除く全番組を16:9にするなど、順次対応を進める。

 従来、アナログテレビに16:9映像を放送する際は、左右をカットしたり、必要に応じて4:3の映像を撮り直すなどしていた。

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