ノルウェーのOpera Softwareは6月21日、ブラウザ更新版の「Opera 10.54」をリリースし、深刻な脆弱性に対処した。WindowsとMac版が用意され、全ユーザーにアップデートを促している。
リリースノートによると、Windows版のOpera 10.54では5件の脆弱性を解決した。このうちWindowsでのフォント処理に関する脆弱性は、Microsoftが6月の月例セキュリティ更新プログラム「MS10-032」で対処したもので、Webフォントを使って悪用される恐れがある。この問題がOpera経由で悪用されることを防ぐためには、Microsoftのパッチを適用したうえでOperaを10.54にアップデートすることが望ましいという。
残る4件の脆弱性はWindowsとMacの両方に影響する。「極めて深刻」な問題も含まれるが、現時点で詳しい情報は公開されていない。
Mac版ではこのほか、自動更新で更新版をインストールする前に古いバージョンが削除されるようになるなど、幾つかの機能改善や不具合の修正を図っている。
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