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映画専門クーポン共同購入「ドリパス」 チャレンジングな上映企画をサポート

» 2010年08月10日 12時29分 公開
[ITmedia]
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 ネットベンチャーのブルーム(東京都品川区)は8月10日、映画館によるクーポン販売を専門に扱う共同購入サイト「ドリパス」を開設した。映画館が上映企画をクーポンとして提案、購入希望者が予定数まで集まった時点で企画の実行とクーポン販売が決まる仕組み。企画は8月16日にスタートする。

 映画館側がサイト上に上映企画を掲載し、Twitterで告知。ユーザーが気に入ったものを購入、一定の人数が購入した時点で上映が決まる仕組みで、通常は上映していない映画の鑑賞券や大幅に値引きしたチケットを提供する。

 「企画を先に上げ、一定の人数が購入した段階で上映の可否が決定するシステムとなっているため、よりチャレンジングな企画を多数上げられる」としている。

 まずは東京・新宿の映画館「新宿バルト9」と連携し、8月16日から100件の企画を提案。同映画館で上映してほしい映画を募集するキャンペーンもTwitterで始めている。

 映画館で利用するチケットに特化し、映画館の空席率低下に役立たせる。共同購入を活用したフラッシュマーケティングの手法を取り入れることで「過去の映画やシリーズの連続上映など、消費者のニーズをくんだインタラクティブな企画主導型の映画上映が可能」としている。

 同社は、博報堂を退職した五十嵐壮太郎さん(28)が7月に設立したばかり。

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