タッチ感じる人工皮膚、米大学が開発
圧力を感知する人工皮膚を、米カリフォルニア大学バークリー校が開発した。触覚を持つロボットの実現に一歩近づいたといえる。
同校が開発した人工皮膚「e-skin」は7センチ四方の大きさで、0~15キロパスカルの圧力を感知することができる。これはキーボードのタイピングやものを握るといった日常的な動作で使う力と同等だ。
触覚を持つ人工皮膚は、ロボット工学の重要な課題である「力を調整してさまざまなものをつかんで操作できるようにする」という問題を解決する役に立つ。例えば、ロボットが卵やグラスのようなものを、壊さないように優しく、かつ落とさないようにしっかり持つといったことが可能になる。
e-skinは、ゲルマニウムシリコンの微細なワイヤーを柔軟性のあるフィルム上に格子状に配置し、感圧センサーを配している。円筒形のドラムの外側にナノワイヤーを形成し、ドラムをフィルム上で転がして、フィルムにワイヤーを付着させるという手法を用いた。e-skinは5ボルト未満で動作し、2000回以上の曲げに耐えられるという。
バークリー校はさらに長期的な目標として、e-skinを使って人工装具を使っている患者に触覚を取り戻すことを目指している。それには、センサーを人間の神経系に統合する技術をもっと進化させる必要があるという。
この研究は9月12日にオンライン版「Nature Materials」に掲載された。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
ドラマ「VIVANT」のワンシーンに映像制作界隈が「ぞっとする」 microSDカードを端子むき出しで手渡し
-
2
Salesforceで大規模障害 「夕方以降に落ちるなんて」阿鼻叫喚 PayPayのフォームにも影響
-
3
マンガ原稿をクラウドに上げただけでGoogleアカウントBAN Gmailも道連れ……日本では合法なのになぜ?
-
4
メルカリ株が大幅安、1カ月で3割下落 最新ポケカ出品禁止を嫌気、転売・不正利用の批判も相次ぐ
-
5
マンガ数冊「105万円でSOLD」物議、メルカリ“マネロン疑惑”を否定「その価格で売れていない」……ならばなぜ?
-
6
ドコモ、34万ユーザーの電話番号などAmazonに無断提供 人的ミスで同意事項を削除
-
7
“ほったらかしAI動画編集”を「DaVinci Resolve」で試す これが今のベストチョイスかも
-
8
不正アクセスで「当選」が「落選」に改ざん ウルトラマンショップのLINE整理券システムで被害
-
9
メルカリ、ポケカ最新パックの出品禁止に
-
10
Gyazoに不正アクセス ユーザー情報約2362万件、画像メタデータ約4.9億件が流出
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR