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児童図書の理論社、民事再生法の適用申請 「チョコレート戦争」「兎の眼」など

» 2010年10月06日 20時52分 公開
[ITmedia]

 帝国データバンクによると、児童図書などで知られる中堅出版社の理論社が10月6日、東京地裁に民事再生法の適用を申し立てた。負債総額は約22億円。

 1947年創業。いぬいとみこ「北極のムーシカミーシカ』、大石真「チョコレート戦争」、灰谷健次郎「兎の眼」「太陽の子」などのほか、今年アニメ映画化された森絵都「カラフル」など、児童図書やヤングアダルト(YA)向け作品を中心に出版していた。

 出版物が学校の課題図書に選ばれることも多かったが、近年は少子化の影響などで市場が落ち込んでいた。2008年4月期は売上高約15億7600万円を計上したが、売り上げ規模に匹敵する借入金が重荷になっていたという。

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