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TCBホールディングスが自己破産 マザーズ上場、旧トーメンサイバービジネス

» 2010年10月21日 20時05分 公開
[ITmedia]

 帝国データバンクによると、東証マザーズ上場のIT関連会社、TCBホールディングスが10月20日、東京地裁に自己破産を申し立て、破産手続き開始決定を受けた。負債は9月末時点で約2億5800万円。東証は、同社を11月5日付けで上場廃止にすると発表した。

 1996年、旧トーメンのネット関連部署を母体に「トーメンサイバービジネス」として設立。2003年にマザーズに新規上場、04年にはトーメンが株式を売却して子会社から外れていた。06年10月に「TCBテクノロジーズ」に社名を変更し、09年、PR事業会社などの買収を機に持ち株会社制に移行、現社名に変更した。

 08年3月期まで4期連続の最終赤字で財務が脆弱になっていたところ、企業買収資金が負担になった上、持ち株会社移行に伴う新オフィスへの移転費用や賃料増加なども資金繰りを圧迫していた。

 TCBテクノロジーズなど、子会社3社は破産手続きの対象外のため、通常通り営業を継続する。

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