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東芝、Cell生産設備をソニーに譲渡 正式発表

» 2010年12月24日 17時30分 公開
[ITmedia]

 東芝とソニーは12月24日、東芝が保有するCellプロセッサの製造設備をソニーに譲渡することで基本合意したと正式発表した。同設備は08年、東芝がソニーから買収しており、ソニーが買い戻すことになる。

 Cellや、GPU「RSX」、最先端SoCを生産している長崎県の半導体製造設備を、東芝からソニーに譲渡することで基本合意した。ソニーは、譲渡を受けた設備の一部をCMOSセンサーの生産に転用。スマートフォンなど向けのCMOS生産を強化する。

 2010年度早期に正式契約し、2011年度初頭の譲渡を目指す。

 同設備は、東芝とソニー、ソニー・コンピュータエンタテインメントの合弁会社・長崎セミコンダクターマニュファクチャリングが操業している。譲渡に伴い、3社の合弁関係は解消する。

 東芝は同日、システムLSI事業の再編も発表。ロジックLSIの最先端製品について、複数の外部ファウンダリへの生産委託を拡大するなど、事業の選択と集中を加速。生産効率を高める。

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