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» 2011年02月24日 21時02分 UPDATE

ピンクのXperia arcが意味する「スマートフォン時代の本格化」

ドコモがXperia arcとMEDIAS、Optimus Padを春モデルとして発表。女性やシニア層へのスマートフォン普及が始まっており、多彩な端末ラインアップでニーズを取り込んでいく。

[ITmedia]
photo 新機種を発表する山田社長と石野真子さん(右)、朝倉あきさん

 NTTドコモは2月24日、スマートフォン2機種とタブレット1機種を発表した。NECカシオモバイルコミュニケーションズ初のAndroidスマートフォン「MEDIAS」や、ピンクカラーのモデルもそろえた「Xperia arc」、国内初のAndroid 3.0タブレットとなる「Optimus Pad」で、「spモード」の機能拡張などサービスも拡充。山田隆持社長は「市場は急速にスマートフォンに軸足移しつつある。充実したラインアップと新サービスでユーザーの幅広いニーズに応えていく」と、春商戦でもスマートフォンの販売拡大を期待する。

 NECカシオ初のAndroidスマートフォンとなるMEDIAS(N-04C)は、世界最薄という厚さ7.7ミリ(最薄部)・重さ105グラムのスリムモデル。傷が付きにくい米Corningの「Gorilla」ガラスを採用した4.0インチ(480×854ピクセル)の液晶ディスプレイ、ワンセグやおサイフケータイ、赤外線通信機能を搭載する。OSはAndroid 2.2。夏ごろに2.3へのバージョンアップを予定している。

photophotophoto MEDIAS

 Xperia arc(SO-01C)はソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの「Xperia」シリーズの新モデル。名前の通り、背面が緩やかなアーチ型曲面になっているデザインを採用し、最薄部で8.7ミリとスリム。4.2インチ(480×854ピクセル)の液晶ディスプレイ、1GHzプロセッサ、携帯端末向け裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」810万画素カメラ、Android 2.3、下り最大14MbpsのFOMAハイスピード対応など、デザイン性とスペックの高さがCESでの発表以来話題になっていたモデルだ。

photophotophoto Xperia arc
photo Optimus Pad

 Optimus Pad(L-06C)は韓国LG製のタブレット端末。タブレット専用に開発されたAndroid 3.0を搭載し、1GHzのデュアルコアプロセッサ、8.9インチ(1280×768ピクセル)液晶ディスプレイ、ステレオスピーカーでムービーなどを楽しめるという。

 MEDIASは3月15日発売、Xperia arcは3月24日発売。それぞれ、4日からドコモショップで事前予約を受け付ける。Optimus Padは3月下旬に発売。事前予約受け付けは15日から。

 発表会で、山田隆持社長はMEDIASとXperia arcの夏モデルについて言及。MEDIASは防水モデル、Xperia arcはおサイフケータイ機能を搭載したモデルの投入を検討しているという。

「Sakura Pink」のXperia arc

photo Sakura PinkのXperia arcを掲げる山田社長

 発表以来、国内でも期待が高かったXperia arc。3色のカラーバリエーションのうち、鮮やかなピンクカラーのモデルが目を引く。1月のCESで披露された「Midnight Blue」と「Misty Silver」の2モデルに、ドコモ向けとして追加されたのが、春モデルらしいカラーの「Sakura Pink」だ。

 「1月の販売結果を分析すると、スマートフォン購入者のうち35〜40%が女性で、50代以上が15%。女性にもシニアにもスマートフォンを買ってもらえるようになった」と山田社長は話す。春商戦と言えば、進学する新高校生が購入するスタンダードな端末が従来の定番だが、「マーケティング調査をすると、スマートフォンが欲しいという高校生が徐々に、しっかり増えている」という。

 Xperia arcのピンクモデルについて、山田社長は「女性にぜひ使ってもらいたい」と期待する。発表会には、同社のCMに母娘役で出演している石野真子さんんと朝倉あきさんが登場。CMは、石野さんが演じる母親らに心配されながら、地方から上京する娘役の朝倉さんをスマートフォンがサポートするという内容だ。

 石野さんはスマートフォンについて「お母さん世代にもおすすめ」と話し、朝倉さんは「ピンクは周りから注目されると思うので、ぜひ手にとってみて」とPR。ITリテラシーの高い男性層から火が付いたスマートフォンが本格的な普及期に入り、今後は女性や幅広い年齢層を意識したモデルが増えてきそうだ。

「PRIME」「PRO」など見直しへ

 2011年度に発売する新機種は例年と同じ40〜50機種だが、スマートフォンが半分を占めるようにする計画だ。夏モデルは「ある程度見えている」状況で、冬モデルは「やるかやらないか迷っているものがある状況」という。Mobile Congressなど、海外の展示会などで発表された新機種は「全部ではないが、いくつかはやりたいものがある」とした。

 一方、フィーチャーフォン(従来型携帯電話)のブランディングを見直す考え。高機能端末が位置付けられていた「PRIME」「PRO」のユーザー層がスマートフォンに取り込まれていることもあり、来年度以降、こうした分け方を見直していくという。

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