海外でSony Ericssonが発表した「Xperia arc」のドコモ向けモデル「Xperia arc SO-01C」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)が登場。最薄部8.7ミリのスリムなボディや弧を描いた形状、持ちやすいラウンドフォルムを採用し、前モデル「Xperia SO-01B」からさらに洗練された1台に仕上がっている。ボディカラーはCESで披露された「Midnight Blue」と「Misty Silver」に「Sakura Pink」を加えた3色をラインアップする。発売は3月24日で、3月4日から予約を受け付ける。
フルワイドVGA表示(480×854ピクセル)対応の4.2インチディスプレイには、液晶パネルと強化ガラスの空気層をなくすクリアブラックパネルを採用。光の乱反射を低減し、より一体感のある表示が可能になる。従来モデルよりも鮮やかさが25%向上し、高コントラストで高輝度な表示が特長の「Reality Display」も備える。また、ソニー独自の映像技術「モバイルブラビアエンジン」により、写真や映像を鮮やかに表示できる。
ソニーの「Cyber-shot」にも採用されている裏面照射型CMOSセンサーをケータイ向けにアレンジした「Exmor R for mobile」を810万画素カメラに搭載し、薄暗い場所などでも高感度な写真を撮影できる。コンティニュアスオートフォーカスや顔認識エンジン、シーン検出機能なども備える。さらに、撮影してから次の画面に移るまでの速度がXperiaの5倍に向上し、12秒で約10枚の撮影ができる。動画撮影は1280×720ピクセル/30fpsのHDサイズをサポートする。
HDMI接続とDLNAにも対応しており、写真や動画、ダウンロードしたゲームなどを大画面のテレビで楽しめる。ブラビアリンク対応のブラビアと接続すると、テレビのリモコンで端末の操作が可能だ。FMラジオとTrackIDの連携により、TrackID経由で楽曲情報を入手し、「mora touch」から音楽コンテンツを購入できる。
日本語入力システムは「POBox Touch 4.0」を採用し、フリック入力はもちろん、母音キーの拡大表示、QWERTYキー表示のカスタマイズ、文字入力アプリとの連携機能などを装備。4.0ではキーボードデザインの変更や、数字モード時のフリック入力ができるほか、画面の向きごとにキーボード設定を保持することが可能になった。
通信速度は下り最大7.2Mbps/上り最大5.7Mbpsだが、ドコモが2011年夏の提供を予定している、下り最大14Mbpsの高速通信に対応する予定。14Mbpsのエリアは現在のFOMAハイスピード(HSDPA)と同一となる。OSはAndroid 2.3を採用し、ホーム画面のUI(ユーザーインタフェース)も一新された。チップセットはQualcommの第2世代Snapdragon「MSM8255」を搭載。おサイフケータイ、ワンセグ、赤外線通信には対応していないが、ドコモマーケットやspモードは利用できる。
機種名 | Xperia arc SO-01C |
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OS | Android 2.3 |
CPU | Qualcomm MSM8255 1GHz |
サイズ(幅×高さ×厚さ) | 約63×125×11(最薄部約8.7)ミリ |
重さ | 約120グラム |
連続通話時間 | 3G:約340分/GSM:約390分 |
連続待受時間 | 3G:約400時間/GSM:約270時間 |
アウトカメラ | 有効810万画素CMOS AF/顔認識、手ブレ補正対応 |
インカメラ | − |
外部メモリ | microSDHC(16Gバイト同梱/最大32Gバイト) |
メインディスプレイ | 約4.2インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)TFT液晶、1677万7216色 |
サブディスプレイ | − |
主な機能 | HSUPA、GPS、Wi-Fi、Bluetooth、spモード、ドコモマーケット、WORLD WING(3G+GSM) ほか |
ボディカラー | Midnight Blue、Misty Silver、Sakura Pink |
発売日 | 3月24日(事前予約は3月4日から受け付け) |
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