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日立、HDD事業をWestern Digitalに売却

» 2011年03月07日 21時49分 公開
[ITmedia]

 米HDDメーカーのWestern Digital(WD)と日立は3月7日、WDが日立のHDD事業を買収することで合意したと発表した。買収額は約43億ドル。

 WDは日立の完全子会社である日立グローバルストレージテクノロジーズ(GST)を35億ドルの現金およびWD株2500万株(7億5000万ドル相当)で取得する。これにより日立はWDの株式の約10%を保有することになる。この取引は両社取締役会の承認を得ており、今後規制当局などの承認を経て2011年第3四半期に完了する見込み。日立GSTの社長兼CEO、スティーブ・ミリガン氏はWDの社長となる予定。

 WDは、この買収による効果として、研究開発力の強化、製品ポートフォリオの拡充、広範なマーケットカバレッジ、コスト構造と競争力を強化できるだけの規模などを挙げている。

 日立は2003年にIBMのHDD事業を買収し、日立GSTを設立した。買収額は20億5000万ドルだった。

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