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自治体の情報発信、PDF/ExcelよりHTML/CSVで 地方自治情報センターが呼びかけ

» 2011年03月29日 17時44分 公開
[ITmedia]

 東北関東大震災に関連し、地方自治体で参加する財団法人・地方自治情報センター(LASDEC)はこのほど、自治体に対し、重要情報をネットで発信する際は、PDFやExcelファイルより、HTML(テキスト)やCSVが望ましいと呼びかけた

 政府や自治体がネットで公開する情報はPDFやExcelなどのファイルで提供されている場合が多い。だが比較的容量が大きいため、サーバ・回線リソースを圧迫する」上、震災の影響などでアクセスが集中すると閲覧できないケースが頻出しているという。また携帯電話から閲覧しにくいのも難点だ。

 LASDECは「より多くの方に簡易に情報を受け取っていただけるよう配慮した情報提供も心がけるべき」として、(1)文書や紙資料のスキャンを、PDFではなく小容量なHTML形式(テキスト)やJPEGで公開したり、(2)Excelではなく再利用が容易なCSV形式で提供するよう呼びかけた。

 通知文では「具体的な方法例」として、WordやExcel、一太郎の文書ファイルをHTML形式で保存するやり方も説明している。

 LASDECは都道府県など地方自治体が会員として参加しており、住民基本台帳ネットワークの運営や自治体業務の電子化などに取り組んでいる。

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