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Android端末の販売増がMSの収益源に Samsungやオンキヨーから特許料

» 2011年07月07日 20時06分 公開
[ITmedia]

 Galaxy S IIの販売が好調な韓国Samsung Electronicsに対し、米MicrosoftがAndroid端末1台ごとに15ドルの特許料を支払うよう要求したと韓国メディアやロイター通信などが報じている。特許を豊富に持つMSはAndroid端末メーカーに対し相次いでライセンス料の支払いを求めており、既に台湾HTCやオンキヨーが応じている。

 MSが1台当たり15ドルを要求したのに対し、Samsungは10ドルに値下げできないか模索しているという。Samsungは今年4〜7月期だけで1900万台のスマートフォンを販売しており、フィンランドのNokiaを抜いて世界最大のスマートフォンメーカーに躍り出る見通し。仮に1台当たり10〜15ドルを支払う場合、総額はこの四半期だけで数億ドル規模になる計算だ。

 OS関連などで数多くの特許を保有するMSは、これまでLinuxなどのオープンソースソフトウェアが同社の特許を侵害していると主張してきた。AndroidはLinuxをベースとしている。

 昨年4月にはHTCとライセンス契約を結んでおり、HTCはAndroid端末が1台売れるたびにMSに5ドルを支払っているとされる。このほか数社とライセンス契約を結んでおり、今年6月にはオンキヨーとライセンス契約を締結。詳細は明らかにしていないが、オンキヨーはAndroidタブレットに関連してMSにライセンス料を支払うことで合意している。

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