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» 2011年07月28日 16時51分 UPDATE

オルタナティブ・ブロガーの視点:いよいよ日本でも「グルーポン・ナウ」がスタート。使用しなければ返金も!

本日スタートしたグルーポン・ナウについて、フラッシュマーケティングに詳しいオルタナティブ・ブロガー芝辻幹也氏が解説する。

[芝辻幹也,ITmedia]

(このコンテンツはオルタナティブ・ブログ「芝辻幹也のグダるブログ」からの転載です。エントリーはこちら。)


 いよいよ日本でもグルーポン・ナウがスタートした。現在は渋谷、原宿付近のみでサービスを展開中らしい。

alt110728_01.jpg グルーポン・ナウ
※ここではあえてクーポンではなく「チケット」という表現をする。クーポンを事前購入するからである。

グルーポン・ナウの仕組み

 仕組みは非常に単純である

  1. グルーポン・ナウをWebサイトかモバイルでチェックする
  2. 位置情報を入力して自分が見たいタイプのチケット(クーポン)をチェックする
  3. 自分用またはプレゼント用にチケットを購入する。

通常のグルーポンとの違い

1 割引率が50%以下(定価の半額以上で販売)のチケットの存在

 通常グルーポンで販売している割引率50%以上だけではなく、30%割引などのチケットが存在する(中には50%以上の割引をしている店舗も存在する)。

alt110728_02.jpg 割引率40%のチケット

2 共同購入ではない

 グルーポンのような「20人集まったら取引成立」といった下限値は存在せず、1枚から購入できる。

3 販売期間が短い

 グルーポンのチケットは「1日1店舗1チケット」であるが(最近は数日間販売しているのもある)、グルーポン・ナウのチケットは、「1日のうちある数時間のみ有効」である(注:私が見た範囲なので、販売期間の長いものもあるかもしれない。ご注意を)。

 店舗主導で有効時間をコントロールできれば、混雑時を避けてチケットを発行できるし、団体客のキャンセルなど突然のアクシデント時に、集客できる可能性がある。

alt110728_03.jpg 有効時間が記載されている

4 未使用チケットは、返金される

 グルーポンのチケットは、購入して取引が成立すると基本的には返金されない。対してグルーポン・ナウのチケットは、販売期間にチケットを使わなかった場合は返金される。おそらくチケット購入のタイミングでは、決済会社側でカード利用枠を確保しているだけで、決済はされておらず、トランザクションが途中で止まっている状態だと考えられる。チケットの販売期間が短いのでこれを可能にしていると思われる。

モバイル展開

 もちろんグルーポン・ナウはモバイルと相性がよい。グルーポンのスマフォアプリ(Androidはアンドロイドマーケットで「グルーポン」と検索)をダウンロードすると、同時にGrouponNowの機能が実装される。

 画面のイメージは以下の通り。あまり落ちることはなく、サクサク動く。

alt110728_04.jpg
alt110728_05.jpg

マージン率

 気になるのは、店舗から取っているマージンだ。

 通常のグルーポンは、決済額に対して50%を取るので(注:現在は下げている可能性もある)、1000円の商品を30%割引で販売し、グルーポンに50%マージンを支払うと、店舗に残るのは35%=350円のみだ。グルーポン・ナウのマージン率はまだ不明だが、たとえ通常のグルーポンと同じだとしても、アイドルタイムに限って使えるのならば、店舗にとってもいいサービスになると思う。

 FacebookのチェックインクーポンやGoogleのGoogleOffersなど、大手も次々にクーポン分野に参入し、位置情報を絡めた展開を見せてきている。今後の展開が非常に楽しみである。

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