不正侵入を受けてダウンしていたLinuxカーネルのソースコード管理サイト「kernel.org」が復旧した。同サイトに掲載された告知では「これまでにwww.kernel.orgとgit.kernel.orgが復旧した」と説明している。
Kernel.orgへの不正侵入は8月28日に発覚した。何者かがサーバにroot権限でアクセスしてSSH関連のファイルを改ざんしたほか、システムの起動スクリプトにトロイの木馬が仕込まれて、ユーザーの通信が記録されるなどの被害が発生していた。
今後はさらに数週間かけてkernel.orgの各種システムを復旧させる予定だという。
この情報を伝えたセキュリティ企業Sophosは、ブログでkernel.orgの復旧を歓迎するとしながらも、「伝説的にマルウェアに強いとされたLinuxはどこに?」と問い掛けている。
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