デンソーITソリューションズと富士通は10月19日、デンソーグループの国内50社が利用する約3000台の部門サーバを集約し、国内最大級というプライベートクラウド環境の構築を進めていることを発表した。
この取り組みは、デンソーグループの各社が部門ごとに導入・運用していた業務アプリケーションサーバ、メールおよびグループウェアなどのサーバを、仮想化技術などを使って統合・集約し、プライベートクラウド環境に移行するもの。
デンソーITソリューションズは、グループ150社の情報システムの開発・構築・運用など担当する。グループ内の情報システム基盤をプライベートクラウド環境にすることで、サーバの更新費用を半減できるなど、トータルコストの大幅削減が見込まれるという。
また、グループ各社に従来の3分の1の期間で情報システム基盤を提供できるようになるほか、災害時における事業継続性の強化、セキュリティの向上も図られる。環境に対しても年間で最大約350トンの二酸化炭素の排出を削減できるとしている。
富士通では、プライベートクラウド環境に当たって、「Systemwalker Service Catalog Manager V14g」や「ServerView Resource Orchestrator 」などのソフトウェアと、PCサーバ「PRIMERGY」やストレージシステム「ETERNUS」などのハードウェアを提供している。
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