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マスターカードの偽サイトが大量発生、日本人狙いか

» 2012年12月19日 19時15分 公開
[ITmedia]

 トレンドマイクロは12月19日、マスターカードを名乗るフィッシングサイトが大量に出現したとブログで伝えた。日本のマスターカード利用者を標的にしたフィッシング詐欺攻撃とみられている。

マスターカードを名乗るフィッシングサイト(トレンドマイクロより)

 トレンドマイクロが確認したフィッシングサイトのURLは19日現在で152件、利用されているドメインの数は34件に上る。だが、URLの末尾には共通のパターンが存在し、1つのドメインに複数のフィッシングサイトが設置されていることから、同一犯による可能性があるという。

 44件のURLについて直近一週間のユーザーのデータを分析したところで、合計で998件のアクセスがあり、99%が日本国内からだった。フィッシングサイトは日本語で表示され、カード情報や個人情報を入力させるようになっていることから、歳末商戦に合わせて日本のクレジットカード利用者を狙った攻撃を推測している。

フィッシングサイトへのアクセス状況(同)

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