フィンランド最大手の乳製品メーカーがWebサイトで実施したチーズのパッケージコンテストで、人気漫画・アニメ「侵略!イカ娘」のイカ娘を使った応募作品がなぜか優勝するという珍事が起きた。
パッケージコンテストを実施したのは乳製品メーカーValioのプロセスチーズ「KOSKENLASKIJA」。80周年を迎えた定番ブランドのパッケージデザインをネットで募集したようで、さまざまなイラストやただのスナップ写真にしか見えないものなどを含め60点近くの応募があった中から、「Madokami」というユーザーが応募したイカ娘イラストのデザインが173件のハートマークを集め、「受賞おめでとうございます!」というフィンランド語とともに受賞作としてサイトに掲げられた。
木こりが急流を下っているパッケージイラストは、誕生以来ほぼ変わらないという同チーズのシンボル。イカ娘イラストも、どことなくその様を連想させるから選ばれたのかもしれない。
ただしこれはPRキャンペーンの一環のようで、実際に受賞作品がパッケージなるわけではなさそうだ。Valioは1905年創業の乳製品メーカーで、フィンランド最大の企業の1つ。日本のヨーグルトにも使われている製品がある乳酸菌「LGG」はValioの商標だ。
フィンランドでのイカ娘人気は不明だが、同国の撃墜王・ユーティライネンがアニメ「ストライクウィッチーズ」で萌えキャラ化していることについてはフィンランド大使館もよく認識している。
過去には「ゼロの使い魔」の魔法使いキャラ「ルイズ」がイギリス国旗に提案されたこともあった。
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